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滑落:各地で相次ぐ 富士山、谷川岳で計2人死亡2人重傷

 ゴールデンウイーク後半の4日、各地の山で滑落事故が相次いだ。

 富士山の山梨県側では計3件の滑落事故が確認され、女性1人が遺体で見つかり、2人が重傷を負った。県警富士吉田署によると、正午ごろ、9合目付近を下山中の名古屋市天白区原、公立校教諭、新井秀隆さん(35)が滑落。午後0時40分ごろにも、8合目付近を下山中の埼玉県飯能市中山、会社役員、杉山芳二さん(70)が滑落した。2人とも県警ヘリ「はやて」に救助されたが重傷。この救助中、ヘリが7合目付近の沢で倒れている女性を発見、収容したが、既に死亡していた。女性は西東京市の無職(44)。同署は登山中に滑落したとみている。

 また群馬県みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)の谷川岳(標高1977メートル)では午後0時35分ごろ、山スキーに来ていた川崎市川崎区下並木、会社員、石田俊介さん(41)が約200メートル下の岩場に滑落、頭を強打し死亡した。県警沼田署によると、石田さんは午前7時ごろから山頂から南東に延びる天神尾根を滑走中、尾根をそれて滑落したとみられる。【曹美河、鈴木敦子】

毎日新聞 2010年5月4日 21時06分(最終更新 5月5日 9時53分)

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