沈没艦、魚雷の火薬検出か 韓国、20日めどに結果発表【ソウル共同】韓国政府筋は7日、北朝鮮による攻撃説が強まっている海軍哨戒艦の沈没で、韓国軍と民間専門家による合同調査団が船体の切断部周辺から火薬成分を検出し、魚雷の弾頭に使用される種類のものとみて詳しい分析を進めていることを共同通信に対し確認した。 聯合ニュースによると、韓国政府高官は火薬の種類が高性能爆薬RDX(ヘキソーゲン)と判明し、「機雷ではなく魚雷に使用されるものだ」と指摘。合同調査団が魚雷の爆発によってこの火薬が船体に付着したとの結論にほぼ達したと明らかにした。 韓国国防省などによると、合同調査団はこれまでの分析内容などをまとめ、20日をめどに調査結果を発表する方針。 同ニュースによると、火薬は、爆発で二つに切断された哨戒艦の船尾部分の煙突などから検出。切断部周辺からはアルミニウムとマグネシウムの合金でできた小さな破片3~4個も見つかり、分析の結果、魚雷の破片と分かった。RDXは通常のTNT火薬より威力が強いとされるという。 【共同通信】
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