メルセデスベンツ W140 前期 93年  Y・T さま 埼玉県

Type H1 4500k


弊社にてインストールを行ないました。
W140前期に取付可能かどうか?との問いに、取付車種別対応表の記載は、
シェードまでのスペースの問題で、NGでしたが、弊社のバーナーは、
ガラス先端を極限まで切り詰めてあるので、大丈夫かも・・ という事でのチャレンジ。
で、結果は、こちらにご紹介の通り、見事に点灯いたしました。
このお車の場合、加工箇所は3箇所です。
それは、バーナーを挿入する挿入口の拡大。ハロゲンバルブの大きさギリギリに
切り開かれている挿入口に、バーナー付け根の樹脂部分が干渉する為、リーマにて
当たる部分を削除しました。そして、その納めたバーナーを止める留め金。
ハロゲンバルブの台座はひじょうに薄いものに対し、HIDバーナーのそれは分厚く、
柔軟性のある留め金でないと、通常はすんなりと止まってくれません。そこで曲げ加工。
そしてラストは、ランプユニット裏、防水キャップの穴あけ加工。
これは、バーナーのコードを通す為で、カバータイプのものは、例外なく穴あけ加工が
必須になっております。その口径は17φで、一般の方ですと、とてもじゃありませんが、
そんなホールソーはお持ちじゃないでしょうから、弊社では、この、穴あけ加工のみの
サービスも行なっております。

先ずはエンジンルームを・・・
さすがはSクラス、その大きなエンジンルームは貫禄を感じさせます。
そして、ランプ廻りは、高級車のそれで、上部にきちんとカバーが被さり、雑物は
直接、目視できぬような設計になっています。
このカバーを外し、バラストを固定する場所があるかどうかが、ドキドキの一瞬です。





結論から言いますと、運転席側も、助手席側も、すっぽりと収まりました。
大きなエンジンルームの恩恵です。そして先ずは右側。
既存ボルトに、ステーを介して固定。ランプユニット裏の為、コードの長さにも
余裕があり、ゆったりと配線できます。また、直ぐそばに既存のアースポイントも
あり、確実なアースが取れました





そして左側。これまた、既存のボルトを使用でき、もう片側は、振れを防ぐ為、
タイラップにて固定。これで両方とも、車体に傷をつける事無く、元々の状態を
維持したまま、バラストの固定ができました。





例のごとく、日中の撮影の為、光り具合がイマイチです。
この車は、リアバッテリー車の為、本来は、電圧降下防止リレーを使った配線にしたかった
のですが、今回は断念。その代わり、ヒューズの容量を、7.5A ⇒ 15A に上げました。





シェードとバーナーがギリギリの線ですが、とりあえずは点灯成功。
ハロゲンではいかんともしがたい大光量を手に入れる事に成功しました。
オーナーさん曰く、この型のW140のオーナーさんは、HID化を諦めている方が
多いそうですので、今回のチャレンジは価値あるものになるでしょう。
W140前期オーナーの方、お問い合わせをお待ちしております。







LOUD ORDAR