ニュース:政治 RSS feed
「率直にお願いさせていただければ…」首相の徳之島3町長との会談冒頭あいさつ (2/3ページ)
私の頭の中には、沖縄の皆様の過重な負担をなんとか和らげさせていただくために、今申し上げたように日本の、全国で、例えば普天間の基地の移設ということになれば、引き受けていただけるところはないかと、このような思いで様々模索をして参りました。なかなか簡単なことではございませんでした。
特に、沖縄にさまざまな米軍の活動が行われている状況の中で、例えば海兵隊でございましても陸上部隊との連携性などということを考えたときに、あまり遠くに移設先というものを見いだすということは不可能であるという認識に至ったところでございます。
私は先般沖縄に参ったときでも、大変厳しいご意見をたくさんちょうだいしたところではございますが、その中で考えまして沖縄の皆さん方にも、これからもしばらくの間続いてご迷惑をおかけするけれども、ご負担をやっていただけないかと思いを申し上げたところでもございます。
普天間の移設先を考えたときに、すべてを移設をするということはなかなか現実問題として不可能だという認識に至ったからでございまして、そうであるならば機能の一部を、沖縄からさほど遠くない徳之島に移設をできないかという思いになり、またこれは機能の観点からいろいろと米軍、アメリカとの議論していく中で、やはり物理的に遠すぎたら現実は不可能だということになりました。
そのような議論の中で徳之島に、もしお願いできないかという思いを強く認識を致すことになったところでございます。そのような思いを持ちながら徳之島の島民の皆さん、町長さん方、あるいは県議会議長さんに十分なご連絡を申し上げなかったこと、本当に申し訳なく思っておりますが、なかなかこれは相手がある話でどこまで引き受ける可能性があるかということを十分に議論しておきませんと、大変お願いをしておきながら、ご迷惑をおかけすると、またご迷惑の上塗りになると思いもございました。