TOEIC試験を受ける理由は人それぞれだ。ある人は英語を使って仕事をするため、またある人は自己啓発の一環として勉強する、人それぞれ色々な理由でTOEIC試験を受けている。私のように外資系金融会社の面接で英語が出来ることをアピールするだけのためにTOEICの試験を受けるものもいる。
私は、2ヶ月間の勉強でTOEICの点数を400点アップさせ900点を達成、その甲斐あって、見事外資系の金融会社に転職し、年間給与が前職の3倍超になった。
ところで、TOEICは英語を必要とする環境において本当に役立つのだろうか?答えは残念ながら「No」だ。例えば私は、「TOEICで900点=英語が出来る」、とアピールして外資系金融会社に入社したために、そこで毎日のように英語で悪戦苦闘する羽目になった。TOEICで900点をとったとしても、実務レベルの英語では全く役に立たない、というのが私の実感だ。
これは何故か?答えのひとつにはTOEICには、コミュニケーションする上で最も大切なspeakingやwritingの試験がない、ということがあげられる。(そうした反省からTOEICの兄弟試験ともいえるTOEFL試験にいては来年度からspeakingの試験が導入される。)
かといって、現実的にはTOEICの試験もままならない人は、speakingやwritingがきちんと出来るとも思えないし、日本においては「TOEICが出来る人=英語が出来る人」という風潮がある限り、TOEICで900点を超えれば就職、転職や昇進にかなり有利であることは間違いない。
どうせ900点とれても、英語の実務という観点からは期待できない試験だ。TOEIC英語に多くの時間を費やすのは余り意味が無い。しかし、TOEICの点数をある程度とらないと、就職活動にも有利にならないし、会社において海外勤務の可能性も低くなる。たかがTOEICされどTOEICだ。
さらにはTOEICの形式が変更されるのは2006年5月28日だ(http://www.toeic.or.jp/toeic/new/index.html参照)。折角勉強したのにこれまでに目標点数に到達しないのは空しい。あとどのくらい時間がのこされているか?
このサイトは、2ヶ月間でTOEIC900点超の達成を目指す人のために作成した。
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