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くすぶる疑念、万博ソングの盗作疑惑が国歌に飛び火も、識者は否定

Y!社会ニュース】 【この記事に対するコメント2010/05/07(金) 19:59
  中国人識者の王錦思氏が発表した「中国で流行した曲の中に日本の曲はどれだけあるか?」とする文章が中国で話題となっている。中国にとって初の開催であり、国家の一大イベントであった上海万博のPRソングに盗作疑惑が浮上したことで、中国で知られているほかの楽曲も、実は盗作だった楽曲があるのではとの疑念がくすぶっているのだ。

  王錦思氏によると、中国ネット上では中国の国歌である「義勇軍進行曲」も日本のパクリではないかとの疑惑が浮上しているという。これに対して王錦思氏は根も葉もないうわさにすぎないと切り捨て、「確かに『義勇軍』や『進行曲』という単語は日本の言葉であり、これを根拠に中国国歌が日本のパクリであると思ったのだろう」とした。

  続けて、中国人が日々使用している『社会』、『主義』、『愛国』などといった単語も日本人が作り出したものであると紹介、「だからといって義勇軍進行曲が日本のコピーであること、日本人が編さんしたことにはならない」と指摘した。

  「義勇軍進行曲」は、日本に留学していた中国人留学生の田漢氏が作詞したもので、1935年4月に田漢氏の詞に中国共産党員の聶耳氏が曲をつけたものが「義勇軍進行曲」である。その後、1949年に中華人民共和国が建国、「義勇軍進行曲」が正式に中国国歌と定められた。

  作曲者の聶耳氏は作曲当時は東京に在住しており、作詞・作曲を担当した両者ともに日本とかかわりがあったことは確かであるが、王錦思氏は「日本の進行曲を参照し、日本の単語を借用し、日本で完成した歌ではある」と認めながらも、義勇軍進行曲は日本からの盗作ではないと否定した。(編集担当:畠山栄)

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