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「大阪都」“仁義なき”戦い 橋下知事「公開討論会を」 平松市長「不毛な感じ」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:どこへ行く、橋下府政
「ほかの政令市に比べ、市の借金は多すぎる」とまくしたてた橋下知事は「市長と討論したい」とし、平松市長に公開討論会を要請。大阪市改革について踏み込んだことには「僕は大阪市民からも票をもらっている。大阪市のことを意見するのは当然」と述べた。
平松市長も6日夕、報道陣に「大阪府知事として出て来られるのであれば」と、討論会への参加を了承する姿勢を見せたが、「市は直接行政、府は間接行政の財政で、もともと違うものをどう討論するのか。やや不毛な感じがする」ともコメントした。
●休日返上で“対策”
同じ民間出身首長として当初は友好的だった両者だが、橋下知事が今年初め、大阪市と周辺市を統合して20区に再編する大阪都構想を提唱して以降、急速に亀裂が深まっている。
特に、橋下知事が4月28日、「大阪市営地下鉄を民営化させるべきだ」などとした上で「市の役人がつくったものを乗り越える大阪市改革案を出す」と発言してからは応酬がヒートアップ。平松市長は4月30日の会見で、わざわざパネルを作製し、府と市の借金残高の推移を説明。「府財政の方がより深刻な状態になっている」と指摘した。