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【社会】

詐欺容疑で組長逮捕 市営住宅の家賃減免悪用

2010年5月7日 18時29分

 兵庫県警暴力団対策課は7日、同県尼崎市の市営住宅の家賃減免制度を悪用して家賃の一部の支払いを免れたなどとして、詐欺と詐欺未遂の疑いで同市南武庫之荘、指定暴力団山口組系組長金奎煥容疑者(63)を逮捕した。

 同課によると、金容疑者は「詐欺になるとは思わなかった」と否認。無職の妻(60)も逮捕したが、容疑を認めたことなどから即日釈放した。

 逮捕容疑は共謀して今年1月、親族名義で借りている市営住宅3部屋について、名義人が転居していることなどを隠し、低所得者を対象とする家賃の減免を申請。うち1部屋の2カ月分の家賃計4万1200円から減免分計2万8200円の支払いを免れるなどした疑い。

 ほかの2部屋は、警察から「暴力団関係者が部屋を借りている」との情報提供を受けた市の担当者が減免の適用を認めず、未遂に終わった。

 同課が逮捕状を取り金容疑者の行方を追っていたが7日、妻とともに尼崎北署に出頭した。

(共同)
 

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