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マスター杉本の「自分のストーリーを生きる」  



  
  
Diabetes Cafeのマスター杉本からCafeのお客様へ


  
2009年7月23日(木曜日)
「糖尿病でもおいしく食べる」のご紹介 23:08  sugimoto 
ひまわり
梅雨に逆戻りしたような天候が続く今日この頃、体調管理は万全でしょうか?

今日は、7月に出版した「糖尿病でもおいしく食べる」の内容について、中外医学社のウェブサイトに紹介された内容を中心にご紹介したいと思います。

本の紹介文は、以下の通りです。

とことん患者目線にこだわった、新しい糖尿病栄養療法のガイドブック。カーボカウントの実際をさまざまな事例を紹介しながらわかりやすく解説し、従来の「エネルギー本位制」「絶対栄養バランス主義」を見なおして「個別化栄養療法」を実現するための道筋を明快に示している。日常の栄養指導を負担に感じている患者や家族、患者の疑問を解決するよい方法が見つからずに困っているメディカルスタッフのために、新しい栄養療法のかたちを示した書。

このように、私はこの本の中で、たくさんの患者さんのSMBGデータを満載しながら、エネルギー量と血糖値とはまったく関係ないことを示しながら、すべての患者さんに共通の栄養バランスを適応する現在の方式の問題点を明快に指摘しながら、カーボカウントを用いた個別化栄養療法の実践方法・指導方法を解説しています。

以下に「目次」をご紹介します。
なお目次は、フランス料理のフルコースに倣って作成しています。

【目次】

はじめに1
 伝えたい10のメッセージ4
第1章 〜食前酒〜
 カーボカウントを学ぶ前に読んでほしいこと 7
 カーボカウントと私の関係 7
 自分に合った栄養療法をみつけてほしい 10

第2章 〜アミューズ〜 エネルギー神話を脱構築する 16
 1.糖尿病にまつわる3つの誤解16
  A.高カロリーが高血糖を招く?16
  B.糖尿病患者は甘いものを食べてはいけない?19
  ◇対決 砂糖とデンプン(おはぎvs白粥)19
  C.糖尿病は生活習慣が悪い人がなる病気?21
 2.エネルギー神話の虚構23
  A.「高カロリーが高血糖を招く」の嘘23
  ◇対決 おにぎりvsケンタッキーフライドチキン23
  ◇対決 トーストvs朝マック(ソーセージエッグマフィン) 24
  B.「カーボ・モード」と「エネルギー・モード」26
 3.エネルギー神話の実態と弊害27

 第3章 〜前菜〜 絶対栄養バランス主義を脱構築する29
 1.絶対栄養バランス主義の実態とその弊害29
 2.痩せた糖尿病予備軍33
 3.痩せた2型糖尿病患者に対するバランス食の定義35
 4.食品交換表の功罪38

第4章 〜スープ〜 カーボカウントとは何か?39
 1.炭水化物だけをカウントする方法です39
 2.炭水化物だけをカウントするだけで大丈夫ですか?40
 3.エネルギー計算をしない理由42
  ◇実験 我が国に根深く存在する「エネルギー神話」に対する挑戦 43
 4.カーボカウントと糖質制限食は同じではありません45
 5.我が国にはカーボカウントが有効なインスリン分泌低下型糖尿病が多い 46

  第5章 〜主菜1 魚料理〜 血糖値が決まるしくみ48
 1.食物が身体の中で血糖に変わるまでのしくみ48
  A.胃腸で消化されるのに要する時間48
  B.ブドウ糖へ変化する割合49
  C.食形態49
 2.「炭水化物摂取量」,「インスリン分泌能」,「インスリン抵抗性からみた血糖調節のメカニズム 49
 3.各栄養素の血糖値への影響 (エネルギーで血糖値が決まるわけではありません)54
  A.炭水化物 54
   1)炭水化物の分類54
   2)それぞれの炭水化物の血糖値への影響の差異55
  ◇実験1 フルーツ+牛乳vsトースト1枚半+珈琲(どちらも炭水化物45g)56
  B.蛋白質 57
   1)蛋白質の血糖値への影響57
   2)炭水化物を含まない高蛋白食に対する血糖応答57
  ◇実験2 1型および2型糖尿病患者に対する蛋白質負荷試験(豚しゃぶ試験)57
   3)蛋白質のもう1つの生理作用60
  ◇実験3 朝マック(ソーセージエッグマフィン&ハッシュドポテトvsトースト1.5枚 60
   4)糖尿病患者における高蛋白食の利点と問題点64
  C.脂質 65
   1)脂質の血糖値への影響65
   2)揚げ物は食後血糖値を長時間“高止まりさせる”ので注意が必要 65
 4.混合食におけるエネルギー,蛋白質,脂質の血糖値への影響を検証する 66
  ◇実験4 基準食,蛋白質追加食,脂質追加食での血糖応答比較 67
 5.食物の血糖値への影響のまとめ71

第6章    お口直し73
 1.糖尿病栄養療法とお国柄73
 2.糖尿病栄養療法と医師―患者関係75
 3.フレンチ・フルコースは血糖値を上昇させない?!75

第7章 〜主菜2肉料理〜 血糖管理のための栄養療法を始める 78
 1.日本人の病態を考慮したカーボカウント78
  A.カーボカウントの効果を左右する因子78
   1)肥満とインスリン抵抗性78
   2)インスリン分泌能とカーボカウント80
   3)病態別にみたカーボカウントの臨床的意義81
  B.日本人の病態を考慮したカーボカウント(試案)83
 2.手始めに「豚しゃぶ試験」と「食パン試験」をやってみましょう! 87
 3.1カーボ=15g,まず「1カーボの目安量」を覚えましょう! 89
 4.炭水化物の計算方法91
  A.大雑把に見積もる91
  B.食品栄養成分表示を見る92
  C.食品成分表で調べる93
 5.エネルギーのことは忘れましょう!95
 6.でんぷんの管理が一番大切です96
 7.カーボカウントによる食後血糖管理法97
  A.食後血糖管理のための指針97
  B.自分の食後血糖目標値を決める98
  C.自分に適した炭水化物摂取量は「食後1時間値」を参考に決める 99
  D.食事記録と食前・食後血糖記録を見ながら考えましょう! 100
 8.自分のデータベースをつくる101
  A.グリセミック指数とカーボカウント101
  B.2カーボ,3カーボ,4カーボの食パン試験(米飯試験) 102
  C.自分のインスリン分泌能を表す三角形をイメージする103
  D.代表的な炭水化物料理についての血糖応答を調べる104
 9.いよいよカーボカウントを始めましょう!107
 10.カーボカウント・スキルアップのコツ108
  A.血糖値を予測して測る108
  B.代表的な料理の血糖応答パターンを知る108
 11.演習で学ぶカーボカウント109
  A.豚しゃぶ試験でお腹いっぱい食べても血糖値が上がらない体験をする 109
  B.ビーフステーキでは血糖値が上がらないことを体験する 110
  C.炭水化物の調理形態が消化吸収に与える影響を体験する 111
  D.蛋白質摂取がインスリン分泌に与える影響を体験する111
  E.脂質の消化吸収に与える影響を体験する112
  F.食事時間が血糖値に与える影響を体験する114
  G.飲酒の血糖値への影響を体験する115
  H.酢の血糖値への影響を体験する115
 12.カーボカウント学習の5つのステップ116
 13.腎障害とカーボカウント(重要なメッセージ)119
  A.腎機能障害とカーボカウント120
  B.腎機能の評価方法121
  C.腎障害を合併した糖尿病122
   1)糖尿病性腎症122
   2)慢性腎臓病(ChronicKidneyDisease,CKD)124
  D.あなたの腎臓の状態を正確に把握しましょう!126
  E.カーボカウントを安全に行うための自己チェック表128
  F.「腎障害とカーボカウント」の総括130

 第8章 〜デザート1〜 カーボカウントを教える132
 1.栄養指導のスタイル132
   1)箱形132
   2)検定型133
   3)問題解決指向型133
   4)カーボカウントという新しい指導法133
 2.糖尿病治療における栄養療法の位置づけ(カーボカウントvs食品交換表)134
 3.カーボカウントにおける栄養バランスの位置づけ135
  A.インスリン分泌能(炭水化物処理能)を中心とした新しい栄養バランスの考え方(医療従事者の方へのメッセージ)135
  B.我が国にカーボカウントを導入するための課題 (患者さんへのメッセージ)139
  C.血糖管理と栄養バランスの最適な妥協点についての考察 140
  D.治療優先順位に基づく栄養バランスの定義144
 4.カーボカウント指導の実際145
  A.食パン試験(米飯試験)145
  B.食パン試験の結果から3つのタイプに分類します145
   1)インスリン分泌低下型145
   2)インスリン抵抗性型146
   3)インスリン分泌不全型146
  C.炭水化物指示量と食後血糖目標値を決める147
   1)食後血糖目標値を決める147
   2)炭水化物比率を決める148
   3)炭水化物量の指示148
   4)米国糖尿病協会の炭水化物管理についての見解150
  D.フォローアップ指導のポイント152
  E.薬物療法,インスリン療法の適応について検討する153
 5.2つの栄養療法を使いこなす(それぞれの長所を知る)154
   1)食品交換表の得意分野154
   2)カーボカウントの得意分野154
 6.カーボカウントと食品交換表を比較してみる154
 7.さまざまな病態別における栄養療法の選択155
 8.生物心理社会モデルに基づいた柔軟な栄養指導が求められている(誰もがバランスのよい食事を続けられるわけではありません) 156

第9章 〜デザート2〜 カーボカウントを薬物療法に活用する 161
 (薬物療法の主役となる)
 1.経口薬(α-GI,グリニド系薬剤,SU剤)などの効果判定に活用する 162
  A.主な薬の説明162
   1)スルフォニル尿素薬(SU剤)163
   2)α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)163
   3)グリニド系薬剤163
  B.カーボカウントで自分に処方された薬の薬効を確認する 164
 2.インスリン療法に活用する167
  A.強化インスリン療法にカーボカウントを活用する167
  B.経口剤を併用したインスリン療法にカーボカウントを活用する 172

第10章 〜食後酒〜 カーボカウント導入が療養指導にもたらす変化 182
  A.自己血糖測定に基づく栄養指導が教えてくれたもの182
  B.栄養指導の現場に与える影響183
   1)自己血糖測定は必須となる183
   2)栄養指導の現場から治療担当者へのフィードバックが行われるようになる183

第11章 〜珈琲〜 これからの栄養療法に望まれること184
 1.カーボカウントに対する誤解を解く184
 2.日本型カーボカウントの確立をめざす186
 3.栄養療法におけるサイエンスとアートの融合をめざす187

付録1 カーボカウント早見表〈一政晶子〉190
 1.1カーボあたりの食品リスト 190
 2.外食カーボリスト 196
付録2 ライフスタイルに合わせたカーボカウント献立・レシピ集<一政晶子> 200
  献立案(1)(調理目安時間5分):レトルト・冷凍食品の使用や外食が多い人のエコノミー献立例 200
  献立案(2)(調理目安時間30分):共働きなど調理に時間が掛けられない人のエコノミー献立例 202
  献立案(3)(調理目安時間1時間):専業主婦・主夫向けエコノミー献立例 208
あとがき213
索引217

いかがでしょうか?
ご興味のある方はぜひご一読いただけたら幸いです。

07/26 05:19 るーきー 
ご出版おめでとうございます。
目次を拝見するだけで、先生の情熱がヒシヒシと伝わってくるようです。
Amazonでの購入が待ちきれなくて、中外医学社より取り寄せ中です。
とても楽しみにしております!

07/26 15:40 sugimoto 
るーきーさん

本の注文、有り難う!
読んだら、また感想を聞かせてください。

「みんなの糖尿病ストーリー」の方で、1型DM女性から、以下のような素晴らしい読後感想をいただきました。


杉本先生!はじめまして

私は三年前に1型DMを発症した48歳の看護師で

す。本さっそく購入して読ませていただきました。

そして私は感動しました。今までこんなすばらしい

本に出会った事はありませんでした。あくまでも

患者本位・患者の立場に立ちわかりやすく、また

実際の実践があるので納得でき、生きる勇気がわいてきて、気持ちが明るくなりました。

先生の本に出合えたこと感謝の気持ちで一杯です。

DMにかかわるすべての職種・患者さんなど沢山の人に読んでもらいたいです。私も絶対薦めていきます。

どうしても先生にすばらしい本を出版してくださってありがとうございます。とお礼がいいたくてメールました。

07/28 20:36 sugimoto 
MAMORUさんから以下のような読後感想をいただきました。

やっと手元に届きまして
早速読んでいます。
まだ全部は読んでいないのですが
最初の段階でこれは「バイブル決定」でいいとおもいます。
糖尿病専門医、管理栄養士他糖尿病に関係する
医療関係者は必読してもらいたい。

下記ブログで紹介させていただきました。
http://aneofgg.blog20.fc2.com/blog-entry-70.html

<引用終了>

皆さんからの読後感想をお待ちしています。
カーボカウントの普及は、糖尿病治療における主権を、「専門家中心」から「患者中心」にシフトさせる上で、とても重要な意味をもちます。

皆さんのご協力をお願いします。

Amazonなどへのコメントをいただけたら幸いです。

08/04 13:38 そら豆 
sugimoto先生
早速 読みました。
改めてカーボカウントを取り入れた食事療法のモチベーションが上がりました。
これからは2型の患者さんにもカーボカウントを始めます。
今回の本は具体的で初めてカーボカウントを始める栄養士にとってもわかりやすいと思いました。これを機に、カーボカウントを勉強しているだけにとどまらず実践していく栄養士が増えてくれればいいな〜と思いました。

先生の本を読んでIQ84購入しました。

08/04 22:21 sugimoto 
そら豆さん

感想有り難うございます。

私も全国の主要な病院の先生方に拙著を謹呈させていただきました。
そして多くの先生方から確かな反響をいただいています。
そして、いくつかの質問もいただきました。

こうした質問を読みながら感じることは、我が国の医療関係者がいかに強くバランス食の概念に拘束されているか?そしてそこから自由になることがいかに困難なことであるか?ということです。
多くの方がカーボカウント指導をして、栄養バランスが保たれるだろうか?ということにこだわっておられます。
しかし、栄養バランスにそこまでこだわっているのは我々医療者だけで、肝心要の患者さんはそれほど栄養バランスを気にもかけていません。
目の前の患者さんは、栄養バランス指導に興味を示し、その高いハードルを乗り越えてくれる患者さんなのか(とても少数と思われます)?あるいは栄養バランスなんて言うだけ無駄!と感じている患者さんなのか(大部分の患者さん)?その点を吟味することもなく、ただ栄養バランスばかり気にしている医療者が多いように思います。

今回の出版を経験して、私は新たなカーボカウント本のアイデアが浮かんでいます。それは、症例を呈示しながら、個々の症例にどのようにカーボカウント指導をしていったら良いのか?患者さんとどのような会話をして、どのように指導を展開していったら良いのか?このあたりの実際を実況中継のように有り有りと伝える本を書いてみたいと思っています。日本の栄養指導はあまりにマニュアル化されすぎていて、目の前の人間全体をしっかりとみつめて、個々に最適な栄養療法を提示することができていないように感じます。
そのスキルアップを啓蒙するようなテキストを書いてみたいと感じています。


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