2009年11月19日記載 最新記事リストの戻る
 

急遽変更、神奈川クリニックから品川近視クリニックへ

  ヒトの体は治癒力を持っており、大半の部分なら怪我をしても自然に治る。治癒力の根源は血液であり、血が流れている部分なら多少の外傷を受けても細胞分裂により時間の経過と共に元の姿に戻る力を備えている。

別の言い方をすれば血が流れてない部分は自然治癒が働かない。最も代表的なのは歯である。虫歯になり放置しても自動的に歯の再石灰化は行われず、現状維持または悪化のいずれかしか道は残されていない。但し歯茎のように血が流れている部分であれば多少の傷でも自然に治る。だからこそ歯のケアを怠ると人工的に修復しない限り絶対に完治しないのため、日頃から気をつけてなければならない。

歯の治療は、虫歯の部分を削り、人口的に詰め物をする方法が用いられる。一度削ってしまうとその後は人工物を入れる以外に元の姿には戻らない。厳密にいえば治療した時点で自分以外の人工物を入れるのだから、本当の元の姿には生涯戻らない。

歯と同じく角膜にも血液が流れていないため一度でも傷が入ると自然治癒は行われない。レーシック手術のように角膜にフラップを一度でも作ってしまうと、生涯フラップが残ったまま生活することになる。当然一度でも屈折率を変えるために角膜を削ってしまえば二度と削った角膜は再生されない。

つまりレーシック手術を一度でもすると、本来の目の形状に復元することはできないのだ。仮に削り方が失敗したとしよう。するとさらに追加で削って再調整するしかない。だからレーシック手術はゼロからのやり直しは許されない。

先週、神奈川クリニックで事前検診を受け、その結果を公開したが、レーシックの最大のリスクであるハローやグレアといった症状については、クリニックの先生方も慣れるしかないと断言された。当然個人差があるのでハローやグレアといった一種の合併症が私の場合、どれほど出るかは手術しなければ正確な答えは出ない。しかし一度手術をしてしまうと後戻りはできない。

ハローとグレアの軽減対策としてウェーブフロントという方法があるが、一般的なウェーブフロントは通常よりも2割ほど多く角膜を削るため、私のようにあまり角膜厚に余裕がない者はこの術式をオプションで選択する余地ははじめからなかった。

生涯一回の手術で再生できない角膜を削るのだから、現時点考えられる最高の手段を選択したい。そこで神奈川クリニック眼科には大変申し訳ないが、急遽品川近視クリニック(東京銀座)に変更させてもらった。品川には最新術式である「アマリスZレーシック」という方法がある。費用は26万円と高額(クーポン利用で20万2千円)だが、現時点考えられる方式で角膜の削る量も必要最低限であって且つハローとグレア症状発生リスクを抑えられるとされるため、昨日、神奈川クリニックの手術予定をキャンセルし、品川近視クリニックにて予約取り直しを行った。

26日に事前検診、27日に手術、28日に翌日検診と3連チャン日程で予約。当初からの27日の手術の日程からは変更しない。26日の検診結果次第でアマリスZレーシックが適用不可となる可能性は残されているうものの、神奈川クリニックの診断結果を見る限り大丈夫だと信じている。

この場を借りて申し上げたい。「神奈川クリニック眼科さん、申し訳ありません。」
   

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