映画評論家の佐藤忠男さん 「『青春残酷物語』をはじめ、大島渚監督の作品は佐藤さん抜きには成立しない。冷酷非情な役が得意で、権力の権化としての『絞死刑』『儀式』、権力に対抗する『白昼の通り魔』と、両方の役が演じられる、切れ味鋭く不気味な底光りを感じさせる役者でした。でも、本人はおとなしくて映画のような激しさは感じられない人。惜しいことをしました」