このような好成績を収めるグループの農場設備は最新式ばかり揃っていると思いきや、実はそうでもない。石川部長によれば設備に関して「これ以上費用は削れない」というほど、無駄な出費を抑えるのが同社のもう1つのモットー。
木城農場の哺乳豚舎は開放型で、温かい土地柄とは言え豚が常に外気に触れている大胆な設計。自分たちで溶接作業を施して柵を作った豚舎もある。長い歴史の中では、最先端の設備・技術を追いかけ続けた時期もあったが、その頃は経費がかさむばかりで、ここ5〜6年で考え方を見直して現在の方針に至っている。今では経費もスリム化して事業は安定、当然残る利益も増えてきた。
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