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【芸能・社会】おもちゃの飛行機60年、町工場 埼玉・戸田市、人気が再燃2010年5月7日 08時58分
埼玉県戸田市の老舗の町工場が、国内で加工された部品だけを使ったおもちゃの飛行機を60年間作り続けている。根強いファンが懐かしさで買い求めるのに加え、最近ではスーパーやコンビニの「駄菓子コーナー」にも並び始めた。気軽に遊べるおもちゃとして人気が再燃しつつある。 国内では珍しい玩具飛行機専門メーカーの「ツバメ玩具製作所」。木造の事務所兼倉庫には、全国の中小企業から仕入れた部品入りの段ボール箱が、ところ狭しと天井まで積み重なる。 経営者の中島泰三さん(55)は、家族を含め4人の従業員と、ゴム動力で飛ばす本格的なグライダーから、発泡スチロール製の手投げ用まで9機種54種類を製作。接着剤や工具を使わずに誰でも簡単に組み立てられ、約30秒間滑空するものもある。子供向けに値段は300円以下。「もうけなんてほとんどないよ」と中島さん。 父の死去に伴い34歳で跡を継ぎ、独学で改良を重ねて現在の機体を完成させた。 (共同)
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