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【芸能・社会】「天気予報」のお役ご免、八王子 ネットに押され、歴史に幕2010年5月7日 09時11分
全国でも珍しい自治体独自の天気予報業務をしていた東京都八王子市が4月末、気象庁に業務廃止を届けた。四半世紀にわたり「洗濯物を干して大丈夫?」などの問い合わせに対応、職員の肉声による予報テレホンサービスを提供してきた市の「天気相談所」は閉鎖。予報は民間気象事業者のインターネット発表に切り替わり、目視に頼る雪などの観測は終了した。 市防災課は「ネットで防災情報を24時間提供可能になり、経費面でも独自に観測、予報する必要性はなくなった」としている。 相談所は1983年開設で、元中学校教諭原嶋宏昌さん(81)や気象庁OBらに業務委託。市独自の観測の歴史はさらに古く、市立第四中学の理科教諭だった原嶋さんが生徒とともに57年から1日も欠かさず観測を続け、67年には同校が気象庁の「八王子観測所」に指定された。 原嶋さんは「一晩に張る氷の厚さ」というユニークな観測にも取り組んだ。「都市化が進んで、厳しい寒さがなくなった」という。 (共同)
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