４月３０日に行われた１１度目の防衛戦で４回ＴＫＯ負けし、王座陥落した前ＷＢＣ世界バンタム級王者・長谷川穂積（２９＝真正）が６日、神戸市内の病院で診察を受け「右角部下顎骨（かがくこつ）骨折」と判明した。

　全治は不明だが、１０日に入院して１１、１２日に手術を受けた後、来週末には退院できる見込みだ。手術はアゴを固定するための簡単なもの。１カ月静養した後、６月末にも練習再開するプランを立てており、真正ジムの山下会長は「年内には実戦復帰できそう」と青写真を描いた。

　長谷川も「思ったより大したことなかったので、早く体を動かしたい」と意欲的。モンティエルとの再戦に向け、１つ１つ階段を上っていく。

[ 2010年5月7日付 ]