吉井、現役引退しＯＬに…小原は競輪に挑戦

現役引退を発表した吉井 Photo By 共同

　バンクーバー五輪のスピードスケート女子５００メートル５位の吉井小百合（２５＝日本電産サンキョー）が６日、現役引退を発表した。

　４年後のソチ五輪が狙える年齢であるため、所属先から強く慰留されたが、バンクーバー五輪を競技人生の集大成とする当初からの思いが強く、引退を決意。今後は同社に残って、総務人事部所属のＯＬとして働くことになった。

　バンクーバー五輪では日本記録を持つ１０００メートルでメダルを狙ったが、本来の力を発揮できずに１５位に終わった。それでもトリノ五輪に次いで２度の五輪に出場し「充実したスケート人生を送ることができました」と振り返った。今後については「スケートを終えた後のことは考えずにここまでやってきました。残念ながら結婚の予定はありません。働きながら、何をやりたいか見つけていきたい」と話した。

　また、バンクーバー五輪男子１０００メートルに出場した小原唯志（２６）も現役引退を発表。「新たなチャレンジをしたい」とコメントし、今後は競輪選手を目指すことになった。

[ 2010年05月07日 ]