協栄ジム 亀田大毅との試合実現訴える
世界ボクシング協会(WBA)フライ級チャンピオンの亀田大毅と同級元王者の坂田健史(協栄)による世界戦の興行権を入札で獲得した協栄ジムの金平桂一郎会長は6日、米国から帰国し、亀田陣営とファイトマネーをめぐって係争中ながら「何とか(試合を)実現したい」と訴えた。
WBAからは日本時間24日をめどに両陣営がサインした契約書の提出を求められている。同会長によると、WBAは裁判問題に関与せず、亀田大が対戦を拒否した場合は王座をはく奪することを確認。暫定王者のルイス・コンセプシオン(パナマ)が正規王者となり、坂田が挑戦するという。
亀田ジムは父史郎氏の暴言問題のため無期限活動停止中で、亀田大は東日本ボクシング協会預かりとなっている。窓口が複雑化して交渉の難航が予想され、金平会長は「時間がない中で関係各位と話し合っていくしかない」と述べた。
(2010年5月6日)