シリコンなどで偽の指紋を作り日本への不法入国を手助けしていた韓国人の男が、ソウルで逮捕されました。
「薬品を使いました。他の人の手に塗って型を作りました」(逮捕された男)
逮捕されたのは43歳の男で、強制退去させられた韓国人を日本に再入国させるため、シリコンなどを使い偽の指紋を作った疑いが持たれています。
男はもともと偽造パスポートを作っていましたが、2007年に日本の入国審査が強化され指紋採取が行われるようになったため、偽指紋作りも始めたということです。
男は2008年から1年半の間に13人の偽の指紋を作り、日本円で1人あたりおよそ120万円、あわせて1600万円相当を受け取っていたということです。
「生活が厳しくて日本で金儲けをしようと思ったが、こんな深刻なこととは分からなかったのです」(摘発された依頼者)
警察の調べによりますと13人のうち7人が偽造指紋を使って審査をすりぬけ、日本へ不法入国したということです。(06日23:26)