金総書記訪中:人民大会堂での「4時間50分」

5時20分に到着、10時10分まで歓迎行事、会談、夕食会など

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は5日夕、北京市内の釣魚台迎賓館で中国の胡錦濤国家主席と首脳会談を行い、引き続き歓迎夕食会に出席した。6日には温家宝首相と個別会談を行うとみられる。金総書記、胡主席、温首相は偶然にも全員1942年生まれで、同じ時代を生きてきた同世代。金総書記は同年2月生まれ、胡主席は12月生まれ、温首相は9月生まれだ。

 金総書記の一行は、黒の大型乗用車やミニバスなど30台余りの車両に分乗し、午後3時40分ごろ迎賓館に到着した。一行は一般車両の通行が完全に規制された道路を速い速度で走行。北京市中心部の建国門近くにある長安町を通過してから10分ほどで迎賓館に到着したという。迎賓館に入る車両の前部分には、北朝鮮の国旗である「人共旗」が掲げられていた。

 午後5時20分ごろには金総書記の一行が、首脳会談の行われた人民大会堂に入る様子が目撃された。この後10時10分まで訪中歓迎行事と公演、首脳会談、夕食会が行われたという。4時間50分もの長時間にわたり人民大会堂に滞在し、両国の最高指導部が酒を酌み交わしながら、長年の思いを語り合ったのではないか、との見方もある。

 中国の警察は、金総書記が北京に到着する時間に合わせ、天安門広場前など北京市中心部の大通りで通行規制を実施、一般車両の通行を完全に禁止した。

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

李仁黙(イ・インムク)記者

【ニュース特集】金総書記4年ぶり訪中

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事 記事リスト

このページのトップに戻る