北朝鮮・黄海道出身者300万人、ソウルで決起大会

 ソウル市瑞草区の漢江市民公園(蚕院地区)で5日、北朝鮮・黄海道出身の約2万人の住民が集まり、「『黄海道民の日』制定32周年記念・300万道民決起大会」を開いた。黄海道中央道民会は、会場周辺のあちこちに、哨戒艦「天安」沈没事故の犠牲者を追悼する懸垂幕を掲げ、また開会に先立ち、「天安」の乗組員46人に黙とうを捧げた。同会のアン・ムヒョク会長は、「安全保障体制を構築し直し、挑発者に対しては断固たる対処をしていくことだけが、再発を防ぐ道だ」と述べた。同会は決議文で、「北朝鮮は1000万人の離散家族の苦痛を取り除くため、行方不明者の生死について確認し、手紙の交換を許容せよ」と求め、また、小学生による写生大会や、ヒョウタン割り、綱引き、黄海道の地図のパズル作りなどで親睦を深めた。

ソン・ウォンヒョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る