上海万博、早くも人気が下降線

 2000年の北京五輪以降、中国が最大のイベントとして準備を進めてきた上海万博の人気が早くも下降線をたどっている。

 上海万博事務局によると、入場者数は開幕初日でメーデー(労働節)連休初日と重なった1日に20万7700人、翌2日に22万5600人を記録したが、3日は12万9800人、4日は14万3000人にとどまり、当初予想を下回っている。特に3、4日は主催者側の予測の3分の1にすぎなかった。

 主催者側は、今年10月まで184日間の期間中に7000万人、1日平均38万人が訪れるとみて準備を進めてきた。開幕3日目までは国内外の要人が来場することを考慮し、入場を制限したが、4日からは普通入場券による入場を全面的に認めたほか、夜間展示も開始し、入場者数が急増すると見込まれていた。

 5日付香港経済日報は、30度を超える蒸し暑さに一部の展示館での無秩序が加わり、入場者の足が遠のいたと分析した。また、入場券が150元(約2100円)と一般の中国人にとっては割高な上、中国館の待ち時間が3-4時間に達することも、人気急落の原因となったもようだ。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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