インタビュー:「タイム100」に選ばれたキム・ヨナ(上)

ニューヨーカーも歓喜

 フィギュアスケートで世界のトップに立ったキム・ヨナ。今度はリンクではなく、レッドカーペットの上に立った。

 米時事週刊誌「タイム」が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」(「タイム100」)に名前を連ねたキム・ヨナは、4日(米国時間)、ニューヨーク市内のタイム・ワーナー・センターで行われた記念式典に出席した。ビル・クリントン米元大統領、サラ・ペイリン米共和党元副大統領候補、アップル社スティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)など、世界のリーダー・ヒーロー・アーティスト・思想家らと共に、受賞の栄誉にあずかった。

 キム・ヨナはつらい環境の中でも「フィギュアの女王」にまで上り詰め、世界の大勢の若者に希望を与えたことから、クリントン元大統領に続き、ヒーロー部門で2位になった。黒のイブニングドレス、スケート靴の代わりにシルバーのハイヒールという姿でレッドカーペット上に立ったキム・ヨナは、「まだ若いのに選んでくださり、とても感謝している」と語った。車から降り、10メートルほどレッドカーペットを歩く間にも、数多くの報道陣から質問やフラッシュが浴びせられた。これを見守っていたニューヨーカーたちは「フィギュアスケートの金メダリスト」「韓国人女性」と熱い視線を送っていた。以下は、キム・ヨナが会場に入る前に、韓国メディアのニューヨーク特派員らの質問に対し答えた言葉。

おめでとうございます。受賞の感想は?

 「ニューヨークには初めて来たが、いいことで来ることができてうれしい。世界最高の場に招待していただき光栄だし、いい思い出になるだろう」

有名人が大勢出席しているが、特に会いたい人は?

 「わたしはスポーツ選手なので、テニスプレーヤーのロジャー・フェデラー選手や、わたし自身も好きな歌手レディー・ガガに会いたい」(笑)

自叙伝を読むと、つらく困難なことがあるたびに「それでもわたしはスケートをする運命の下に生まれたようだと思った」と書いてあるが、今も考えは同じ?

 「選手として、トップの座に立てたし、成功したので、今後別の道を考えることもあるかもしれないが、今現在は全く決まっていない」

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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