OLED照明、2013年までに家庭に普及へ

デザイン開発に300億ウォン投入

 知識経済部は5日、有機発光ダイオード(OLED)照明の開発・普及計画を発表した。それによると、当面は2013年までに一般家庭に普及させることを目標としている。

 これまでの発光ダイオード(LED)照明とは異なり、OLEDは導光板(明るさを一定レベルに調節する装置)や放熱板(発生する熱を外部に放出する装置)が必要なく、さまざまな形にすることが可能な高付加価値照明器具だ。水銀や鉛などの重金属を使う必要もなく、非常に薄く(2-3ミリ)することもできる。

 知識経済部はOLED照明用パネルの生産設備やデザイン開発に向け、来年までに民間と政府が合わせて300億ウォン(約25億円)を投資し、350人以上の専門家を養成することを目指す。民間からは、LG化学やネオビューコーロンなどがこの事業に参入する。

 知識経済部の関係者は、「OLED照明はLEDと比較すると寿命が短く、巨額の設備投資が必要という短所があった。しかし、今回の開発支援によってこれらの問題を解決し、OLED照明を早期に次の輸出産業として成長させたい」と述べた。

ハ・ヌリ朝鮮経済i記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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