「韓国のDMBは日本のワンセグよりも有利な技術」

創刊90周年特集 「コリア・スタンダード」の世界普及

VTVのチョン・ナムチュン・センター長インタビュー

 ベトナム放送(VTV)のチョン・ナムチュン放送技術サービスセンター長は、「韓国の地上波DMBは、米国のメディアフローや日本のワンセグに比べあらゆる面で有利な技術。ベトナム以外の国でも成功するだろう」と語った。加えて「今後インターネット基盤が整備されれば、韓国からIPTV(インターネットテレビ)などの新技術も導入したい」と語った。

モバイル放送方式でDMBを採用した理由は?

 「技術の導入に先立ち、米国や日本、韓国などモバイル放送受信技術の長所・短所をさまざまな面から検討した。その結果、韓国のDMBは放送半径が広く、コストも低いため、ベトナムの現地事情に最も適していると判断した。これに対して他の技術は運営費用がかかる上、受信半径も狭かった」

ベトナムDMB市場の展望は?

 「ベトナム国民は携帯電話を非常に好んで活用している。4000万-5000万人が1人当たり平均2台の携帯電話を所有しており、全国的に8000万台普及している。新技術に対する好奇心が旺盛な若年層を中心に、韓国の地上波DMBの人気が高まると予想している。しかし野外など、どこでもテレビ見られる環境が整備されれば、人々のライフスタイルにも変化が生じるとも予想している」

ハノイ=ソン・ジョンミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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