野球:ロッテ金泰均、7戦6発

 ロッテ金泰均(キム・テギュン)がまた打った。金泰均は4日、日本ハム戦で8号ソロを放った。1-1の同点で迎えた3回裏、日本ハム先発・吉川の138キロの直球を左翼席上段に運んだ。今季6度目の決勝打で、試合はロッテが10-1で大勝した。

 金泰均はこの日、3打数2安打で打率を3割2分8厘とした。打点は34打点。ここ7試合は打率5割、6本塁打、16打点と猛打を振るっている。

 開幕2連戦で6打席連続三振と、日本の投手を打ちあぐねた金泰均だが、1カ月が経過し一変した。不振の際も焦らない楽天的な性格と広角に打ち分ける技術、向上しつつある選球眼が重なった結果だ。

 金泰均がこれまで放った安打は45本で、そのうち左が19本、右が10本、センターが16本だった。本塁打は左が4本、右が3本、センターが1本だ。このようにコースに逆らわず広角に打ち分けており、四球も21個とパ・リーグで5番目に多い。ただし、三振が37個と相対的に多く、改善する必要がある。

 金泰均の今季の成績は、これまで日本に移籍した韓国選手のうち最もよい。2004年にロッテに移籍したイ・スンヨプ(現巨人)の場合、最初の1カ月間の成績が打率2割6分、4本塁打、15打点だった。07年中日に移籍した李炳圭(イ・ビョンギュ)=現LG=は4月の成績が打率2割8分2厘、1本塁打、10打点だった。1998年に中日に移籍した李鍾範(イ・ジョンボム)=現起亜=は開幕当初一時、打率3割2分2厘、2本塁打、14打点、10盗塁と好調だったが、6月にひじを故障してからスランプに陥った。したがってケガをせず、スランプを長引かせないのが今後の課題といえよう。

チョン・セヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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