韓国、欧州復興開発銀行総会の次期議長国に

非ヨーロッパ国家では初めて

 韓国が欧州復興開発銀行(EBRD)の次期総会議長国に指名される見通しだ、と企画経済部が3日に発表した。EBRDは、旧ソ連および東欧の共産圏国家の民主化や市場経済体制への移行を支援するため、1991年に発足した国際機構で、韓国は創立当時からの会員国だ。

 企画財政部の関係者は「今月14、15日にクロアチアで開かれる年次総会に先立ち、4日にEBRDが韓国を次期総会議長国として公式に指名する予定だ。非ヨーロッパ国家が議長国を務めるのは、韓国が初めてだ」と発表した。これは、今年11月に開かれるG20(主要20カ国・地域)首脳会議以降も、韓国が国際金融界で中心的な役割を担うことを意味している。次期議長国として、韓国の企画財政部は、2011年5月にカザフスタンで開かれる来年の年次総会を主宰するなど、今年の年次総会終了後から1年間、総会を代表することになる。EBRD総会は、会員国の新規加入、資本の増資など、EBRD運営と関連した重要な事案を最終的に決定する最高意思決定機構だ。

方顯哲(パン・ヒョンチョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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