金総書記訪中:最高級ホテルの「総統部屋」に宿泊(上)

部屋の広さ750平方メートル

警護のため新館全室を貸し切り

丹東-大連300キロを移動、車も利用

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は丹東に到着した3日午前6時ごろ、すぐに遼寧省最大の港湾都市・大連に移動した。

 大連に移動する際は、中国側が手配した乗用車を利用したという。車列の中には、ベンツの最高級モデル「マイバッハ」(韓国内価格8億ウォン=約6800万円)も見られた。金総書記の一行がこの日利用した総延長約300キロの丹大(丹東-大連)高速道路は、前夜から交通規制が行われていた。金総書記が訪中時にこれほど長い距離を乗用車で移動するのは異例のことだ。

 金総書記の一行が大連に到着したのは、3日午前9時40分ごろ。リムジンを含む儀典車約20台に乗り換え、大連のメーン・ストリートにある「富麗華大酒店(フラマ・ホテル)」に入る様子が目撃されている。同ホテルは大連市内の最高級ホテルで、北朝鮮側は警護のため新館全室を4日午後7時まで貸し切った。金総書記は新館内の「総統部屋(プレジデンシャル・スイート)」に宿泊したと伝えられている。この部屋にはかつて日本の橋本龍太郎元首相をはじめ、インドのコチェリル・ナラヤナン元大統領、フアン・アントニオ・サマランチ国際オリンピック委員会(IOC)前委員長、サウジアラビアの王子らも宿泊した。メーンベッドルーム・サブベッドルーム・書斎・リビング・ダイニング・キッチン・ミニバー・サウナなどの設備が整った広さ750平方メートルのスイートだ。同ホテルによると、「窓辺からは大連市の全景や海岸沿いの風景が一望できる最高級の客室」ということだ。

3日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が宿泊した中国・大連市の最高級ホテル「富麗華大酒店(フラマ・ホテル)」の「総統部屋(プレジデンシャル・スイート)」。かつて日本の橋本龍太郎元首相らも宿泊した。部屋の面積は750平方メートルで、大連市の全景や海岸沿いの風景が一望できる。

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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