開発途上国にノウハウ伝授、退職専門家100人公募

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 知識経済部と外交通商部は3月21日、韓国の経済発展ノウハウをベトナム、モンゴルなど開発途上国に提供するため、退職専門家100人を公募すると発表した。

 外交通商部は低所得国に対する無償援助事業の「中長期諮問団派遣事業(ワールド・フレンズ・アドバイザーズ)」の一環として、50人前後を派遣する方針だ。3月22日に第1次公募を行い、14カ国7分野で39人を選抜した。

 知識経済部は退職専門家派遣事業(グレー・エキスパーツ・プロジェクト)で50人前後を派遣することを決め、3月22日の第1次公募で10カ国18分野の22人を公募。対象は廃棄物処理、住宅管理、農漁村開発などで、第2次公募は6月に行う予定だ。

 退職専門家は該当分野で専門性を備えた退職者(退職予定者を含む)で、派遣対象国が求める資格を保有していることが条件。派遣対象者は官民の専門家で構成する選定委員会が書類選考、面接などで選抜し、現地文化への適応を目的とする1-4週間の研修を経て、早ければ5月にも現地公共機関に派遣される。

 派遣者には滞在費、航空運賃、活動費など1人当たり年間8000万ウォン(約640万円)が支援され、事務所は現地公共機関が提供する。

李性勲(イ・ソンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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