中国の学校で無差別傷害事件相次ぐ

 中国の学校で3日連続で無差別傷害事件が起き、中国全土で学校での安全対策が強化された。2日付香港紙・明報などが伝えた。

 4月30日には山東省イ(さんずいに維)坊市で付近に住む男が小学校に侵入し、就学前教育を受けていた児童5人を金づちで襲撃。男はその場で焼身自殺を図り死亡した。前日の29日には江蘇省泰興市の幼稚園に男が押し入り、園児ら32人を殺傷した。

 このほか、同28日には広東省雷州市の小学校でも休職中の教員が刃物を持って侵入し、19人が負傷した。

 中国政府は1日、全国の公安当局に対し、児童・生徒の安全を脅かす犯罪者を厳重処罰し、安全保護にあらゆる手段を講じるとする緊急通達を行った。

 北京市では、4日から武装警察官がすべての幼稚園、小中高校を巡回する。同市西城区は学校に犯人を取り押さえるためのさすまた200本を配布した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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