済州島のリゾート住宅、中国人が大量購入
中国の不動産投資家が済州島で306億ウォン(約25億9000万円)相当のリゾート住宅58棟を一気に購入し、話題を集めている。
ゴルフ場開発などを手掛けるラモンレジャー開発(本社済州市)はこのほど、中国・上海地区の不動産投資家150人を2泊3日の日程で招き、済州市翰林邑に建設中の滞在型複合リゾート団地「ラモン・プライベートタウン」の投資相談会を開いた。その結果、面積291平方メートル(88坪)の一戸建て3棟、同179平方メートル(54坪)と同120平方メートル(36坪)の集合住宅がそれぞれ35戸、20戸売れた。分譲価格は1坪当たり1000万ウォン(約84万円)前後だという。
今回のプロジェクトは、済州特別自治道が推進している「バイ(BUY)済州プラン」の初の成功例として関心を集めている。
中国人投資家が不動産購入を目的として、チャーター機で済州入りしたのは今回が初めてだ。投資家には中国の新華社通信の記者も同行し、済州島の不動産に対する中国人の関心の高さを印象づけた。
中国人が済州島の不動産に関心を示しているのは、今年2月に済州道で導入された「不動産投資移民制度」が理由とされる。同制度では、50万ドル(約4700万円)以上の投資を行った外国人に居住権が与えられ、5年以上滞在すれば、永住権が認められる。
単暁紅さん(41)は「済州道と上海は地理的に近い。保養滞在施設を購入すれば永住権を与える不動産投資移民制度が魅力的で、契約を結んだ」と話した。
中国人投資家は、購入したリゾート住宅を家族の滞在用や中国人観光客を対象とする賃貸用として利用するという。
北京でラモンレジャー開発のリゾート分譲を代行しているPNJ社の関係者は、「最近、中国政府が投機的な住宅購入を制限する政策を相次いで発表し、新たな投資先として海外不動産が浮上している。人口500万人以上の大都市18カ所から2時間の距離にある済州島は、中国人の新たな不動産投資先として注目されている」と指摘した。
済州道が「バイ済州プラン」を推進するのは、リゾート開発に対する韓国国内の需要が限界に達したとの判断があるためだ。済州道は外国の投資家に分譲可能な高級リゾート施設の現状を調査し、所在地、価格、施設内容などの情報を掲載したホームページを作成したほか、カタログを製作し、海外での販促活動に乗り出している。先月には広東省深セン市、北京市で大規模な投資誘致説明会を相次いで開き、高い関心を集めた。
済州=オ・ジェヨン記者
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