記事入力 : 2010/05/03 10:01:37
哨戒艦沈没:「挑発には軍事的に対応すると北に示すべき」
ベル元在韓米軍司令官が語る
ベル元司令官は「今は武力を動員した報復攻撃をする時ではない。北朝鮮に武力で報復することを考慮する前に、ほかのあらゆる手段を講じた後、北朝鮮がどのように出てくるかを見守る必要がある」と述べた。同氏は、まず強力な封じ込め政策を通じて、北朝鮮にできる限りの圧力を加えるべきだと主張した。このためには▲北朝鮮に対するすべての支援および投資の中断▲北朝鮮のすべての武器輸出禁止▲海上での北朝鮮船舶の停戦および検査▲6カ国協議の中断-などの措置が取られるべきだとの立場を示した。
ベル元司令官は今回の事態をきっかけに、「韓国は北朝鮮に対して非常に深刻な被害を与えられる準備があるということを、北朝鮮に確実に理解させるべきだ」と語った。また、「韓国は軍事的能力のさらなる向上が必要で、韓米両国は西海(黄海)での北朝鮮関連情報の探知能力をさらに強化しなければならない」と主張した。
ベル元司令官は「(盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉政権当時)わたしが韓国で勤務していた時、北朝鮮が韓国の政治指導者や一般市民に対して好戦性を隠し、友好的だと主張していることについて懸念していた。現在の李明博(イ・ミョンバク)政権が、北朝鮮のそうした努力がこれ以上受け入れられないという事実を明確にしていることに、安心している」と語った。同氏は「近い将来、北朝鮮が核実験を再び行って状況を悪化させる可能性もある」と見通した。
ベル元司令官はまた、「最終的には韓半島(朝鮮半島)統一が今回の事態の唯一の解決策だ。統一が実現し、近いうちにわたしの孫娘(ベル元司令官の息子が養子に迎えた韓国人の子ども)と手をつないで現在の非武装地帯(DMZ)を歩いて渡りたい」と話した。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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