外国人個人投資家の確保に努める大宇証券
大宇証券WMクラス駅三洞店(ソウル市江南区)で先月30日、一風変わった投資説明会が開かれました。参加者は韓国人ではなく、すべて外国人でした。
外国人の個人投資家を顧客に引き入れるための投資説明会でした。参加者は20人ほどでしたが、事業家や弁護士、会社の駐在員、講師、海外同胞など職種もさまざまでした。大邱から来た参加者もいました。一般の投資説明会と変わりはなかったのですが、英語で進められたというのが異なる点でした。
大邱から来たという英国人事業家は「韓国人と企業が熱心に仕事するのを見て、韓国証券市場の成長性を感じた。普段から気になっていた投資手続きと投資対象企業を理解できるようになった」と話しました。説明会を聞いて、すぐさま口座を開設する人もいました。
韓国に居住する外国人が韓国株式市場で投資する方法は意外と簡単です。6か月以上居住し外国人居住証の発給を受けた外国人なら誰でも証券会社で口座を開設し、株式取引が可能です。大手証券会社の場合、英語版のホームページが開設されているため、リアルタイムの取引もが可能です。
しかし、このようなことを知らない外国人が多く、銘柄分析資料のほとんどが韓国語で作成されているため、外国人からすれば銘柄の選定が難しいといわれています。外資系証券会社の資料は、海外の機関投資家を対象にしているため、個人投資家が取引をするのは容易ではありません。
そこで大宇証券はこうした投資説明会を今後も毎月開催し、外国人の個人投資家の確保に努める予定です。日本語や中国語の投資説明会も構想中です。今年初めにオープンした大宇証券駅三洞店は、海外現地法人に勤務して英語やその他の外国語に精通した社員らを配置し、外国人を対象とする株式投資相談を可能にしました。
外国人投資家誘致に向けた政府と関連業界の努力も進められていますが、個人投資家の場合は取引が小規模ということから関心の対象外でした。だが100万人に達する居住外国人の株式投資が増えれば、それだけ投資の底辺が広がり、韓国証券市場に対するPR効果も高まることも期待されます。
ソン・ヒドン朝鮮経済i記者
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