フリードマンが優勝=ツール・ド・コリア

写真提供=NEWSIS

1432キロのレースが終了

チャン・ギョングが7位で韓国選手トップ

 韓国最大のサイクルレース「ツール・ド・コリア2010」が2日、1432キロの長丁場を終えた。

 この日、ソウルで開催された最後の10区間(49.2キロ)を終えた結果、米国のマイケル・フリードマン選手(ジェリーベリー)=24=が34時間29分6秒で優勝した。2位は17秒差で同じく米国のジェシー・アンソニー選手、3位は日本の西谷泰治選手だった。フリードマン選手は表彰台で、総合1位に与えられる黄色のジャージを着ることができた。

 優勝したフリードマンは1回も区間賞を取れなかったが、安定した成績で最後は優勝賞金の1700万ウォン(約144万円)を手にした。韓国人選手はパク・ソンホ(3-5区間)、コン・ヒョソク(6-9区間)、ユ・ギホン(2区間)、チャン・ギョング(7区間)、チェ・ジョンギュン(8区間)らが10区間中7区間で1位を占めた。しかし、総合成績ではチャン・ギョング(20)が7位(34時間29分34秒)に入ったのが最高だった。

 専門家は「この種のレースは、すべての区間で先頭から2-3分以上後れをとらず、安定した走りを行うのがカギ」と語る。平地でも山岳地帯でもペースを崩さないことが重要ということだ。

 一つの区間でも記録が崩れると、優勝はおぼつかない。今大会では7区間(亀尾-栄州)で強い風が吹き激しい雨も降ったため、ここで明暗が分かれた。コースの多くが平地だった6区間までは、香港の選手たちが強みのスピードを発揮して先頭に立っていたが、7区間で雨に苦戦し、優勝から遠ざかった。この区間で個人総合1位となったフリードマンは、険しい地形が続く8区間と9区間でも安定した走りを見せ、最終的に優勝した。

 団体総合ではフリードマン率いるジェリーベリーが103時間31分45秒で優勝し、香港チャイナ(103時間34分16秒)が2位となった。山岳区間で優秀な成績を出した山岳王(KOM)部門では、コン・ヒョソク(ソウル市庁)=24=が1位(28点)となり、賞品の白いジャージを手にした。

チャン・ミンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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