野球:SK、直近44試合で38勝(上)
22連勝に次いで今度は11連勝だ。
SKの勢いが止まらない。昨年8月25日に行われた斗山との試合から、夢のような快進撃を続けている。昨季と今季にまたがって勝率を計算すると、ペナントレース44試合で38勝と、勝率は実に8割6分3厘にも上る。9割に迫る勢いだ。10試合に1回しか負けない計算だ。
29年間にわたる韓国プロ野球の歴史の中で、一定期間にこれほどまでに強かったチームがほかにあっただろうか。1980年代のサムスン、90年代のヘテ(現KIA)、2000年代初めの現代(07年に解散)も、これほどまでの勢いはなかった。
SKが強過ぎるため、いろいろな話題が飛び交っている。好調SKの周囲では、一体何が起こっているのだろうか。
◆勝利は美しく
これまで、SKの戦力については多くの分析が出されてきたが、ここで細かく整理する。
まずSKには「野球の神様」の異名を持つ金星根(キム・ソングン)監督がいる。絶対的なカリスマで選手たちを統率する。勝利のために、24時間すべてを投入する「野球の職人」だ。チームの成績が向上するのも、うなずける。また組織力の良さは言うまでもない。勝利のための条件といえる投手力と守備力は、ほかを寄せ付けない。
その上、状況に応じて柔軟な対応を見せる。昨季のSKは中継ぎが大きな役目を担っていた。先発は5回でマウンドを降り、残りは球界きっての中継ぎ陣が抑えた。今年は開幕から先発陣が好調を維持している。金広鉉(キム・グァンヒョン)、門倉健、グローバー、宋恩範(ソン・ウンボム)に至るまで、谷間がみられない。チョン・ウラム、イ・スンホら控えのコンディションも上々だ。
開幕当初は湿りがちだった打線も、ようやくつながるようになってきた。
最も印象的なのは、金監督の采配だ。データを分析し、状況に見合った選手を起用する。今季になって、すい星のごとく現れたイム・フンとパク・ジョンファンが、すべてを物語っている。さらには厳しいトレーニングを通じて、レギュラーと控え選手を競争させている。従って選手たちは常に心地よい緊張感を保つことができる。もともと選手層の厚かったチームが、最高のシステムを取り入れたような格好だ。今後もSKの戦力はさらに強化される見通しだ。けがで登録を抹消されている鄭大炫(チョン・デヒョン)、全炳斗(チョン・ビョンドゥ)、イ・ホジュンらは、遅くとも6月にはチームに合流する。さらにはまだ「野球の神様」が公開していない「カード」もある。先発、ブルペン、打線、守備、控え選手、これに加えてベンチまで、粗を探そうにも探せないチームというのが今のSKだ。
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