野球:クリーンアップと勝率の関係は?(上)
これは、フロントの願いであるとともに醍醐味だ。勝つための条件ともいえるだろう。しかし絶対条件とはいえない。
あくまで勝つための要素の中の一つにすぎないのだ。強力な投手陣、鉄壁の守り、機敏な走塁、1、2番の出塁率など、チームの勝敗に影響を及ぼす要素を挙げたら、きりがない。中でも、投手力は打撃力以上にチームの勝敗を左右するという考え方が、野球界には定着している。
特に今季はこうした傾向が強くうかがえる。中軸打線の活躍とチームの成績との間には、どんな関係があるのだろうか。開幕からちょうど1カ月が過ぎた今季の韓国プロ野球を振り返る。
◆中軸だけが目立ったロッテ
今季、最も強力なクリーンアップ打線を誇っているのはロッテだ。26日現在、ホン・ソンフン、李大浩(イ・デホ)、ガルシアの3人は、計14本塁打、78打点をたたき出している。これは、KIAのチーム本塁打数(11本塁打)を上回り、ネクセンのチーム打点(84打点)に迫る勢いだ。李大浩(3割6分9厘)、ホン・ソンフン(3割6分7厘)は、打率部門でもそれぞれ2、3位につけている。
しかし、チームは現在最下位に甘んじている。理由は簡単だ。クリーンアップを除いては、これといって褒められる要素がないためだ。まず、チーム防御率は5.75と、ハンファに次ぐワースト2位。さらに与四死球は119にもなる。失策も22と、失策数でトップをいくサムスン(24)に次ぐ成績だ。
自滅した試合も多かった。どんなに中軸が打点を挙げても、チームの失点がそれを上回れば、決して勝つことはできない。失点を、得点が上回ってこそ勝てるのだ。「SK、斗山、サムスン、KIAなどの上位チームは、2人の外国人枠をすべて投手に充てているが、それなりの理由があるとは思わないか」という記者らの質問に、ロッテのロイスター監督は「うちはガルシアなしに現在のいいチームになることはできない」と言い切った。残念ながら、この言葉には現実味が感じられない。
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