インタビュー:チョン・ドヨン「情事シーンは視覚より感情」(上)
「カンヌ女優」チョン・ドヨンが帰ってきた。2007年『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したチョン・ドヨン。今年の同映画祭では、『下女』で主演女優賞を狙う。演じたのは上流階級の家庭に家政婦(下女)として入るウニという役だ。『下女』はチョン・ドヨンが出産後最初に出演を決めた作品だが、大胆なベッドシーンがあるということで、大きな話題を集めた。
チョン・ドヨンが『下女』を選んだのは、映画に対する好奇心のためだ。「いったいこの映画はどのような仕上がりになるのだろう…」。チョン・ドヨンは映画出演をオファーされた時、原作映画(1960年、金綺泳〈キム・ギヨン〉監督)を見なかった。独特な演出力を持つイム・サンス監督の姿は、俳優にどのように浸透しているのだろうか。好奇心から始まった映画『下女』は、2010年のチョン・ドヨン版という新たな作品に生まれ変わった。
チョン・ドヨンは、今回の大胆なベッドシーンについて、視覚的なものよりも感情的な構造に集中してほしいと話している。「視覚的な大胆さを期待した方はガッカリなさるかも。ベッドシーン自体が緊張感の始まりです」。チョン・ドヨンは肉体的なハードさよりも、精神的なハードさのほうが大変だったと吐露している。
「ウニには感情を見せるシーンもベッドシーンもあるが、肉体的なハードさは耐えることができました。でも、わたしはウニの純粋さをよく理解できなかったようです。各シーンでウニが他人のように思え、混乱しました」
こうした悩みを経て、チョン・ドヨン版の『下女』は金綺泳監督の原作映画とは差別化され、全く違う作品に生まれ変わった。原作のウニが当時の時代を反映する「下女」だとしたら、今回の作品は乳児教育科を卒業し、持ち家を貸すことができるほど経済力がある「プロフェッショナルの家政婦」として登場する。チョン・ドヨンの言葉を借りるなら、「原作の下女は挑発的でトラブルを起こすような危険な人物。今回のウニは生命力があり、純粋な面が強い」という。
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