honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

Flashアニメーションを表示するには、
Macromedia Flash Player(プラグイン)が必要です。

Blog

<< Back |  Main Page  | Next >>

ある鎧を身にまとった大粒の泪の中で溺れた男の話。(57日目)

March 27, 2010

184センチメートルと174センチメートル。
その日。
溺れた。
ただ。それだけだった。
9階から眺めるその景色は。
忘れていた。
ソレ。
だった。
184センチメートルと174センチメートル。
だった。
それだけ。
それだけで良かったのに。
それだけで。
また。
溺れた。
ソレ。
想い出した。

P1020154.JPG

雪が降った。
ソレ。
想い出した。

P1020282.JPG

こんなんだって。
呼吸は出来る。
立っていられる。
こんなんだって良いんだよ。
絶対に。
これで良いんだ。
これが心地良いんだ。
ずっと。
このままで。
昔観た。
いつか観た。
あの映画のように。
壊れたり。
蘇生したり。
傷付いたり。
でも。
また。
いつかの。
184センチメートルと174センチメートル。
また。
あの映画の続きを。
観れば良い。

P1020156.JPG

ほら。
また雪が降ってきた。
ほら。
ソレ。
想い出したら。

ソレ。
ね。

また。
立てる。
さ。

ソレ。
大切なギフトだね。
雪が運んできた。

ソレ。

P1020138.JPG

ほら。
見える?
見えるよ。
その内。
きっと。

あの曲がり角のとこで考えていた。。。。。。。。。。。。。。。。。。

9階の手前の右。
そこの隅っこにいる君へ。
ゆっくりお休み。


ta hi m ta e t.

Page Top