山陰総合 :  鳥取環境大など４大学がテレビ講義 テレビ会議システムで配信される三野徹教授（左奥）の講義＝鳥取市若葉台１丁目、鳥取環境大学 　看板とする環境をテーマにした教育課程を充実させようと、鳥取環境大学（鳥取市若葉台１丁目）が愛知県、京都府の３大学と手を組み、テレビ会議システムによる相互利用授業を始めることを決め２２日、同環境大学で初の講義を開いた。学生が各大学にいながら、他大学の講義を受けて単位を取得できる仕組みで、単一大学の枠を超えた幅広い教育プログラム作りを目指す。 　他の３大学は、人間環境大（愛知県）、豊橋技術科学大（同）、京都学園大（京都府）。 　環境教育は学問としての歴史が浅く、体系的な教育方法が確立されていないという。テレビ会議システムは、各大学の特色ある講義を共有し、環境に関する標準的な教育課程をつくるのが目的。人間環境大を代表校に、文部科学省の補助事業を活用して実施する。 　２０１０年度前期は、４大学７科目の講義をインターネットで配信。各大学は、希望する講義の配信を受ける。 　鳥取環境大は「自然環境システム」１講義を人間環境大、京都学園大に提供。反対に、人間環境大の「環境保全論特殊講義２．Ａ」１講義をもらい、４人が受講する。 　鳥取環境大から配信する自然環境システム（三野徹教授）の初講義には、同大学の学生約５０人が出席。同時に２大学の学生２人に配信され、エネルギーに関する講義内容を共有した。 　テレビ会議システムは今後、継続する予定。南後裕二教務課長は「時間割の影響で講義が重複し、受講できない学生があるので調整したい」と、使い勝手の良い運用を目指す考えを示した。 ('10/04/22 無断転載禁止) << 山陰デスティネーションキャ…　　 鳥取でジオパーク認定に向け… >>