2009年01月21日

1/18工事立会い、ヘーベル含水率報告

2階の天井および壁、1階の壁及び床の木工部分が剥がし終わったので、先週の土曜日に立会いを行いました。

↓は解体途中の様子です(1/15撮影)


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↓は立会い時の状況です(1/18撮影)


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↑2階キッチン換気扇ダクト

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工事当初は、1階はすべての壁と床やり直し・2階は腐食該当部のみやり直しの予定だったのですが、2階も天井と壁の木工部分すべてやり直すことになりました。軽鉄下地も天井部はすべてやり直すそうです。
2階のおよそ全域で、腐食が見られたからです。すべてカビているのではなく、エアコン周辺など一部酷いところはありますが、クギがサビていたり一部の木質部がカビていたりという感じです。
ともあれ、すべてやり直すならば安心です。

1階部分は、目に見える腐食はありませんでした。ちなみに1階は、夏場ほとんどエアコンを使用しておりません。
ですが、ヘーベル板の含水率は下記のとおりでした。計測は、ピンボケですが↓のような器具を用いて行います。

0118_02

 1階天井 ・・・ 約10%
 1階壁部 ・・・ 約30%
 1階床部 ・・・ 約25%〜29%

1階床部だけは、剥がした直後に計測し忘れたそうで、剥がして丸一日窓全開乾燥させた後に計測したものです。ヘーベル板は乾燥するのが早いので、1階床は剥がした直後はもっと高かったと思われます。
ちなみに2階は、以前にも書きましたが

 2階天井 ・・・ 約30%
 2階壁部 ・・・ 約20%
 2階床部 ・・・ 床材を撤去していないため計測不可

でした。建築後半年経過の冬場でこの数値ならば、新築当初の夏場はどのくらいだったのでしょう。我が家が建築されていた頃はまだ、換気扇でヘーベル板の濡れ染みが消えるのだけ確認してから木工工事に進んでいたから、おそらくかなり高い数値になっていたのではないでしょうか。

※ちなみに現在では、昨年夏に頻発した結露問題を踏まえて、ヘーベル板の含水率が25%を下回るのを待ってから次の木工事に進むことになったそうです。なので、これからは2階結露問題は発生しないはずとのことでした。


この含水率データから何が読み取れるのか。
やはり、1階の床下から湿気は上がってきていたのではないでしょうか。今までの話合いで何度も確認したのですが、いつも回答は「ヘーベル板は湿気を遮断するから1階居室には湿気は上がってこない」でした。1階のものにカビが沸くのは、新築だから多少はでます、と。担当者だけでなく、本部からの回答も同じでした。
遮断するなら、1階床・壁の含水率はこんなにあがらないはずです。1階天井の含水率は低いため、2階の湿気が降りてきているとも考えにくいです。
この日含水率の結果を工事担当から聞いて、改めて確認しました。返答は「床下からの湿気が上がってきてますね」でした。

 

何度こういう事があっただろう? なぜ、きちんと調査・検証せずに平気で見当違いな回答をするのだろう。トラブルが発覚してから、いや設計の段階からずっとだ。


設計段階で、雨水がたまる心配があるから盛り土をして地面高を上げたほうがいいのではと聞いたときも、営業と設計士はたいして調べもせず「現状のままで問題ないです」と答えて、結局敷地がプールのように水がたまった。

庭に雨水がたまる件で話し合う折、躯体の床下は大丈夫なのかと何度も聞いたときも、たいして調べもせず「床下に関しては全く心配いりません」と答えた。それならばと引渡しを行った。そして引越し後3日目、床下浸水。

床下浸水を発見する前日に初めて我が家に来て、床下も見もせずに「床下が湿っているのは地下水位の水蒸気が上がってくるせい。水がたまることは絶対ない」とはっきり言った設計担当の上司の設計課長は、翌日床下浸水をこちらが連絡した後も一度も音沙汰がない。

1度目の床下浸水対策工事(床下に砂+防湿シート+砂設置)の話合いのとき、はじめ「床下に砂を敷けるだけ敷けば大丈夫」と言われた。第3者機関に砂のみの工事で妥当なのか相談に行くと、「それではまったく意味がない。防湿シートをしかないと湿気はそのまま上がってくる」と言われ、工事内容変更。

基礎のジャッキアップをお願いしたとき、営業支店長の回答は「EZパイルがあると技術的に無理」だった。しかし後日工事担当に調べてもらうと「技術的には可能」だった。

庭に雨水がたまる件で家の外回りの地面高が20cmUPしたが、そのせいで床下に水がたまりやすくなるのではないかという質問にも、設計士は「それはないと思う」と言った。これも間違いだった。

 


まだまだいっぱいある。

 


工事担当の方は今回の床下対策工事に関して、頭が下がるくらい多方面にわたって精力的に調べてくれた。それは非常に感謝している。
だが、ヘーベルの今までの対応や回答を考えると、今回の工事内容で今度こそ本当に大丈夫なのか。信じようとしても、胸の奥から不信感が染み出てくる。

 

 


どうか、今度の工事で雨水の問題がすべて解決できますように。

 

 

ヘーベルの方々には、もっと勉強していただきたい。土木の基礎と、ヘーベル板について。
そして、顧客の回答には、今度こそ、誠心誠意徹底的に調べてから回答していただきたい。



aocyasu at 23:23コメント(7)工事進捗 | トラブル この記事をクリップ!

コメント一覧

1. Posted by CLOVER   2009年01月22日 16:13
こちらこそかなりご無沙汰しております。

かなり大掛かりなやり直し工事になりそうですね(汗)
これまでの対応も含め、残念です。
精神的にかなりしんどいことと思います。
これまでのことを反省しつつ、誠意ある対応と確実な工事をお願いしたいです。

うちは引っ越し早々(9月頭)からチャタテムシの大量発生に悩まされ、
今は冬場なのに1階は常時60%、2階寝室は80%近く湿度があります。
ヘーベルの新居は湿度が高いと聞きますが、
このまま春に向けて温かくなったらどうなるのか…とても心配です。
2. Posted by calorie0   2009年01月22日 22:47
仮住まいの住み心地はいかがですか?
お譲ちゃんたちはお元気でしょうか?
本当に大変な改修工事になりそうですね。 自分自身の仮住まいのことを思い出すと、いやなことばかりが重なったので
そうならないようにと祈るばかりです。
それにしても、ヘーベル側の今までの対応、悪いことがさらに悪いことを呼んで、どんどん重なって大きくなっていったような気がします。
最初の対応がきっちりしていれば、こんなに大事にはならなかったはずですよね。
私たちも最終の話し合いで、今の工事はヘーベル板が乾くのをきっちり含水計で確認してから進めていますとのことを聞きました。
けれど、他の方のお話をお聞きすると、施主側がきっちり勉強しておかないと損をする…って感じの対応のような気がしてならず、信頼して選んだヘーベルなのに…と悲しくなります。

とにかく、今回の改修ですべてがスッキリ片付き、快適なおうちになることをただ祈るばかりです。
インフルエンザも流行しているようです。
お身体にはくれぐれもお気をおつけくださいね〜
3. Posted by やまぞう   2009年01月22日 23:11
魚太郎さん、精神的にお強いですね…。

同じ境遇でヘーベル側にそんな対応されてたら、やまぞうでしたらキレる
どころの話ではないです(-_-;)

最初の営業さんや問題発言の設計担当者は、今でもどこかのお宅の担当を
してるのですかね。処分もなしに平気な顔して業務を続けてるのであれば、
非常に腹立たしいです…。

もしも魚太郎さんやcalorie0さんのお宅での事例を契約前に知っていたら、
恐らくうちはヘーベルとは契約していなかったでしょうね。それくらい、
壁内結露の件と魚太郎さんのお宅の件はインパクトがあります。関係者には
本当に猛省して貰いたいです。

床下からの湿気の件は、本社も揃って「ヘーベル板は湿気を遮断する」と
言い続けてたのですか!? 100mm厚の床ヘーベル版の透湿抵抗は、それ程
高くはないはずです。それでも撤回しなかったとなると、何か別の根拠が
あったということでしょうか?

>CLOVERさん
引渡し直後のチャタテムシ発生の件が気になったので、9月頃のブログを
拝見致しました。室内の湿度を何とか下げることで対処されたそうですが、
ヘーベル側には何か相談はされたのでしょうか? calorie0さんのお宅では
チャタテムシとカビの関連性が専門業者に指摘されたとのことだったので、
ちょっと心配しております…。
4. Posted by CLOVER   2009年01月23日 15:54
>やまぞうさん

ありがとうございます。
点検時に点検員さんに相談しましたが、チャタテムシはどこにでもいる、換気して湿度を高くしないようにとのことで問題視されませんでした。
本日記事にしましたので、また覗いてみてくださいね。
5. Posted by 魚太郎   2009年01月24日 17:22
CLOVER さま
2階寝室の湿度が気になりますね。湿度の高い状態が続くと、クローゼット内の衣服やお布団にもあまりいい影響はないですしね。
常時換気や除湿機をガンガンかけてもあまり改善されない場合、もう一度、ヘーベルの方に相談されたらいかがでしょうか。
6. Posted by 魚太郎   2009年01月24日 18:07
calorie0 さま
ヘーベル側の回答を信じたことで、床下については悪い方悪い方へ来てしまっていることが残念でなりません。
今言っても取り返しはつかないのですが・・・
明日現場で、改めてヘーベル側と今後について話合いをします。
ただ、長女がインフルエンザをもらってきました(>o<)明日の話合いはどうしても延期できないので、妹にヘルプに来てもらって子供達をみてもらうことにしました。早くよくなりますように(>人<)
7. Posted by 魚太郎   2009年01月24日 18:12
やまぞう さま
私は決して強くないです。何度も何度も、ヘーベルに対して爆発しました^^;
これからは、今度こそ誠心誠意回答して欲しいです。

「ヘーベル板は湿気を遮断する」という回答については何度もその論拠なりデータなりを文書で提示するよう求めたのですが、担当からも本部からも何も返ってきませんでした。

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