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4.25 沖縄県民大会に行ってみました

米軍普天間飛行場の国外・県外移設を日米両政府に求める沖縄県民大会に行ってきた。

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主催者発表で約9万人が参加したとのことだが、大会実行委が認めるように、県南北から会場である読谷村に向かうための国道58号線が考えられないくらいに渋滞していたため、大会の開始時間はおろか、開会中の到着は無理とあきらめて途中で来なくなってしまった車や、開会時間中、渋滞の車中で過ごした人々が相当いたと思われる。

片側3車線ある国道58号線は宜野湾辺りからノロノロになり、すぐに、車がほとんど動かない酷い渋滞となり、それはずっと読谷まで続いていた。

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これを見越していて私はバイクで出かけたため、開始15分後くらいまでには会場入りできたが、追い抜いてきた車の大部分は渋滞につかまり途中であきらめることになったのではないか。

大会に向かう人々の動き方から受けた感触としては、教科書記述問題のときの11万人並みの県民動員になりそうな感じだったが、おそらくはそれを上回る県民が車で一気に押し寄せたことで、逆に道路がボトルネックになり、結果今回の9万人ということになったのではないかと思う。

やはり、県民の自由参加による10万人規模の大会というのは、色々な面で最大効果を出すのは難しいと感じた次第。

今回の県民大会は、自民・公明・社民・共産・沖縄社会大衆の各党と市民団体などによる実行委員会が主催する超党派の大会であり、仲井真弘多知事をはじめ、宜野湾市長、名護市長、うるま市長のほか、県内各市町村長らも出席していたようだ。

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さて、すべての政策が「結局何をやりたかったのかわからなくなってきてしまう」現鳩山政権に対して...

鳩山さんに普天間の県外・国外移設を託した沖縄県民としては、
今回の県民大会をきちんと成功させて、日米両政府に、今一度沖縄県民の意思を伝えておくというけじめをどうしてもつけておく必要があったと思う。

なぜなら、「アメリカや、本土自治体に反対されたこともあって…」、「何となくこうなってしまいました。やはり、沖縄県内でよろしく・・・」という「これって一体何だったの?」という結論に、なし崩し的になるのだけは勘弁してほしいと。

そういう意味では、今回の県民大会は、所期の目的は達成されたのではないかと思う。
大会会場に集まった人々はもとより、本土の帰省ラッシュ並みの渋滞になった国道58号線の車列、その車に乗り込んだたくさんの人たちがそれを物語っていた。

さあ・・・ボールは投げ返した。。。あとはどうなるのか。

何となく・・・今回の悲劇は、少なくとも鳩山由紀夫さんは、沖縄県民の基地負担を痛みとして感じてくれて、自分が政権を取った以上は、普天間の県外・海外移設を何とかやり遂げようと思ってくれたのだとは思うのだけど、
残念なことに、他の民主党の重鎮たちにとってこのイシューはそれほどの重要案件ではなくて、少なくとも自らの政治生命や政権などを賭けてやるというほどのものではなくて、また、そのためにこれまでに色々勉強してきて自分なりの解を持っているわけでもなく、さらに総理がそこまでやりたがっているといっても、それに義理立てするほど総理にロイヤリティーがあるわけでもなかったことにあるんじゃないか…

平野官房長官にしても、岡田外務大臣にしても、北澤防衛大臣にしても、意気込みは感じられなかった。やはり、自分がやりたいことでもなんでもなかったからかな・・・

そうなると、議院内閣制って何なんだろう。機能してんのか?とも思ってしまう。

いまや、独裁国家以外、リーダーシップを発揮するのって難しい世の中になってしまっているのだろうか。あるいは、リーダーの資質を持った人が公職に就きにくい、目指しにくい世の中になっているのだろうか。

マスコミが、聞こえの良い理想論だけを振りかざして、公職にある人をひたすらずりおろしてきた結果なのかもしれない。

まあ、鳩山総理にしても、この普天間問題と、自分の政権そのものが天秤にかかるとは思っていなかったのかも・・・

またしても、とりとめがなくなってしまった。。。 (おしまい)

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