韓国大手企業は好調=1-3月期決算
KB金融は純利益5721億ウォン
4月30日に発表された1-3月期決算で、サムスン電子やKB金融など、韓国の大手企業や銀行は軒並み好業績を記録した。
サムスン電子は1-3月期に過去最大の営業利益を記録した。同社は「1-3月期の売上は34兆6400億ウォン(約2兆9300億円)、営業利益は4兆4100億ウォン(約3730億円)を記録した」と発表した。売上は前年同期比で21%、営業利益はなんと643%も急増。とりわけ半導体部門における売上は8兆2000億ウォン(約6940億円)で、前年同期比では57%増だった。この結果、営業利益は1兆9600億ウォン(約1658億円)を記録した。一般の携帯電話よりもメモリー半導体を数倍も多く使うスマートフォンの世界シェアが上昇していることから、「今後の業績見通しも明るい」と専門家は予想する。
KTは1-3月期の売上が4兆8222億ウォン(約4080億円)、営業利益が5527億ウォン(約468億円)を記録した。売上は前年同期比で6.8%増だったが、営業利益は7.6%のマイナスだった。KTは「積極的なマーケティングで売上が増えたが、その分費用も増加(前年同期比で26.3%)し、営業利益はマイナスとなった」と説明した。一方で「23分期ぶりにはじめて営業利益がSKテレコムを上回った」とも伝えた。SKテレコムの同期の営業利益は4805億ウォン(約407億円)だった。
NHNは同期の売上高が3788億ウォン(約320億円)、営業利益が1505億ウォン(約127億円)で、前年同期比でそれぞれ17.5%と17.3%増加した。世界的金融危機の影響で、昨年は業績不振が続いた銀行も、同期は業績が大きく改善した。
KB金融は同期の当期純利益が5727億ウォン(約484億円)で、規模としては前年同期比で140.3%増加した。ちなみに前期は178億ウォン(約15億円)だったため、前期比ではなんと31倍(3110%)だ。ウリ金融は同期に5730億ウォン(約485億円)の当期純利益を記録した。前年同期比では253.7%増、前期比では265%増だ。企業銀行も前年同期比で686%増の3765億ウォン(約319億円)の当期純利益を記録した。
白剛寧(ペク・カンニョン)記者
羅志弘(ナ・ジホン)記者
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