今日の参院予算委員会で、陸上自衛隊出身の佐藤正久議員(自民)が、「各国も(アフガニスタンから軍の)撤退を模索する状況で、いきなり若葉マークの付いた自衛隊を出すのはあり得ない選択だ」という岡田克也外相の発言を取り上げ、「若葉マークはあなただろう」と切り込んでいた。
イラクで活動中の佐藤氏
岡田自身をはじめ、政治がさまざまな制約を自衛隊に科しておきながら、「若葉マーク」云々と軽侮するのは言語道断である。
しかし岡田氏は、最後まで発言を取り消そうとしなかった。このあたりの頑なさは反抗期の子供なみである。
北沢俊美防衛相も、佐藤氏から再三促されながら、自衛隊を擁護しようとせず、終始「逃げ回るのみ」(佐藤氏)という醜態をさらした。
「自衛隊がイラクに行くのは違憲」という発言(下記参照)の具体的根拠を示すよう佐藤氏が質問すると、用意した「社民党は、専守防衛に照らして問題があると思いました」という官僚答弁を、まるでサルの人形のように繰り返していた。
この間、何度も審議が止まったが、福島の答弁は、ビデオを巻き戻したように一言一句変わらなかった。こちらは「バ●葉マーク」か。
毎日新聞
アフガン支援:岡田外相、自衛隊派遣を否定
2009年9月21日
岡田克也外相は20日、テレビ朝日の報道番組で、インド洋の給油活動からの撤退に代わるアフガニスタンへの支援策として「軍を出していないことで日本がアフガン人に評価されている。各国が撤退を模索する状況で、若葉マークの自衛隊を出すことはあり得ない」と述べ、自衛隊派遣を否定した。……
■社民党HP「福島みずほ党首の記者会見(2006年6月21日)要旨」より
「そもそもイラクに行くことが違憲なのであって、多国籍軍の後方支援は、限りなく集団的自衛権の行使にあたる」
自衛隊派遣反対デモ(2003年12月14日)における岡田、福島その他