梅田阪急ビル(大阪市北区)のオフィスタワー・本社ヘリから貝塚太一撮影=が完成し、報道陣に30日、公開された・西村剛撮影。関西で最大級のオフィス面積(約7万平方メートル)で、5月6日に開業する。
同ビルは低層部(地下2~13階)が阪急百貨店うめだ本店で、昨年9月に先行オープン。今回開業するのは15階から最上階の41階までの高層部のオフィスタワー。一般向けの展望施設などはないが、最上階からの眺めは抜群。同ビルの高さは187メートルで、梅田ではハービスOSAKA(189メートル)に次ぎ、2番目の高さという。
オフィスタワーには一般企業の事務所などが入居する予定。柱のない広さを感じさせる設計が特徴で、事業主の阪急電鉄は立地の良さから、大阪の最重要拠点と位置付けるが、大阪市内ではリーマン・ショック前に計画されたオフィスビルの新規開業が相次いでおり、現時点の入居率は約3割と苦戦している。【新宮達】
毎日新聞 2010年4月30日 大阪夕刊