ここから本文です
[PR]

なか卯が「牛丼」を衣替え すき焼き風で差別化

5月6日12時4分配信 産経新聞

なか卯が「牛丼」を衣替え すき焼き風で差別化
拡大写真
なか卯が12日から売り出す「和風牛丼」(写真:産経新聞)
 ゼンショー傘下の牛丼チェーン「なか卯」は6日、すき焼きをベースとした「和風牛丼」を12日から売り出すと発表した。これに伴い、従来の牛丼の販売は終了する。

  [グラフでチェック] 外食売上高は右肩下がり「値引きによる集客効果は、限定的」

 値下げによる牛丼戦争が激化する中、同じゼンショー傘下の牛丼チェーン最大手のすき家との差別化を図ることで、顧客の食い合いを防ぐのが狙い。

 和風牛丼は、牛肉とタマネギのほか、しいたけ、長ネギ、しらたきを特製のたれで煮込んだ。具材の量は従来の牛丼に比べ3割アップさせたという。価格は並が350円、大盛りが470円、ミニが270円と従来品の価格を据え置いた。

 牛丼チェーンでは、すき家が昨年12月に牛丼並盛りを業界最安値の280円に値下げ。380円に価格を据え置いていた吉野家が、期間限定で270円に値下げするキャンペーンを始めると、すき家が対抗して250円の値下げキャンペーンを実施するなど、“仁義なき牛丼戦争”が勃発している。

 「すき家」の既存店売上高は前年同月比12・1%増と、2カ月連続で前年実績を上回るなど好調。ただ、外食産業全体の売上高(全店ベース)は、前年同月比1・6%減と、2カ月連続のマイナスとなるなど、値引き合戦によるデフレで不振が続いている。

 このため、ゼンショーでは、グループ内での顧客の奪い合いを防ぐため、メニューの差別化が必要と判断したようだ。

【関連記事】
「こってり」なのに「あっさり」 なか卯が「鶏塩うどん」発売へ
吉野家、再び110円引き 一部店舗で ライバルに対抗
牛丼値下げ、なか卯も参戦 “デフレ戦争”加速で並350円
サラリーマン“牛丼放浪記” 格安戦争、実際のお味は?
上海万博「包丁洗え」「配達ダメ」 食の安全にピリピリ
「高額療養費制度」は、もっと使いやすくなる?

最終更新:5月6日15時13分

産経新聞

 

この話題に関するブログ 4件

関連トピックス

主なニュースサイトで ゼンショー(7550) の記事を読む

PR

PR
ブログパーツ

経済トピックス

注目の情報


主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。

PR

注目の商品・サービス

  • プロが使う「情報収集ツール」の活用法