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携帯電話各社 保険販売の動き

5月6日 4時25分

新規の契約が伸び悩んでいる携帯電話各社の間では、新たな収入源を確保するため、携帯電話ならではの機能を生かして、個人向けの保険商品の販売に乗り出す動きが相次いでいます。

このうち、NTTドコモは東京海上日動火災と提携し、先月、旅行保険などの保険商品を販売する新しいサイトを開設しました。利用者は簡単な操作で補償内容や加入期間を選ぶことができ、保険料は携帯電話の料金と合わせて請求される仕組みです。携帯電話のGPS機能で利用者のいる場所を探し出し、空港に来た人には旅行保険、ゴルフ場にいる人にはゴルフの保険などの案内をメールで送るサービスも提供しています。KDDIは、あいおい損保と共同で保険会社を設立することで合意しました。携帯電話を販売するときに、利用者が事故や入院に備えて保険に入れるようにするなど、新しいサービスの提供を検討し、来年秋までの営業開始を目指しています。NTTドコモフロンティアサービス部の江藤俊弘担当部長は「携帯電話はいつも身につけているので、気軽に保険を申し込むことができる。通勤や帰宅途中の交通事故など、日常生活のリスクに対応した保険商品の販売を検討していきたい」と話しています。