富士通
2010年4月25日(日) 東奥日報 ニュース


■ 混浴露天2カ所“丸見え”で禁止

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地元の人や観光客に人気の露天風呂「元祖かっぱの湯」。奥の湯ノ股橋から入浴者が見える−として入浴が禁止されている
 
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県道のすぐそばにある「隠れかっぱの湯」。手前にロープが張られ、現在は入浴禁止となっている
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 渓流の自然を満喫しながら、無料で入湯できるむつ市大畑町奥薬研の「元祖かっぱの湯」と「隠れかっぱの湯」が、混浴の露天風呂で湯船を囲う壁がなく、公衆浴場法や県公衆浴場規則に反するとの理由で、3月までに相次ぎ入浴禁止となった。2温泉は国有林内にあり、「元祖」を下北森林管理署から借り受け管理している市は、温泉を改修して再開を急ぐ方針。一方、ホテル廃業に伴い管理者不在となっている「隠れ」は、同管理署が撤去を検討している。

 2つの「かっぱの湯」は、大畑地区の中心街から大畑川の約12キロ上流にある。浴槽が整備されているが、湯船を囲う壁がなく、橋や道路から入浴者が“丸見え”になる。

 「元祖」について、県保健衛生課の担当者は「一般の人を入浴させており公衆浴場に該当する。県知事の許可が必要」と強調。(1)男女別脱衣室の設置(2)混浴禁止(3)浴場を見通せないようにする−などの改善を求めている。

 市は、3月下旬から入り口に「入浴禁止」のロープを張り、近くの修景公園レストハウスにある有料の男女別露天風呂「夫婦かっぱの湯」を利用するよう呼び掛けている。

 さらに、(1)脱衣所を改修(2)入浴を男女別の時間制にする(3)浴場に屋根を設置する−などの計画を立て、現在県と協議中だ。市大畑庁舎産業建設課の舘健二総括主幹は「元祖かっぱの湯は奥薬研のシンボル的な温泉。東北新幹線の全線開業を控えており、早く問題を解決したい」と語る。

 「元祖」から数百メートル離れた「隠れかっぱの湯」(別名・龍神の湯)は2月、下北森林管理署が使用禁止とした。1964年ごろ、地元企業が奥薬研にホテルを建設した際、土地を借りて設置した温泉。ホテル廃業で土地が国に返された後も、地元の人や観光客が利用し続けてきた。

 だが、現在も正式な管理者がいない状態で、同管理署の細田雄一次長は「当方が温泉を管理運営するわけにもいかず、現段階で借り手もいない」と述べた。

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