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沖縄タイムスはリンク切れが早いので、煩雑ではあるが資料保存の意味で記事全文引用する。
沖縄タイムス 2009年09月30日 社会
「検定撤回」再び誓う/9・29 県民集会/政権交代を機に訴え/「沖縄条項」の実現 要求
高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」記述から日本軍の強制を削除させた検定意見撤回を求めた2007年の県民大会から2年たった29日、大会決議の実現を求める「9・29県民大会決議を実現させる県民集会」(主催・県民大会決議を実現させる会)が、那覇市の県民広場で行われた。1000人余り(主催者発表)が参加。政権交代を機に、文部科学省に対し検定意見の撤回などを再び訴え、沖縄戦の実相の歪曲(わいきょく)を許さないことを確認した。同日、石垣市でも八重山集会があった。
集会では、渡嘉敷島で「集団自決」を体験した吉川嘉勝さん(70)が、07年の大会に続き登壇し、「集団自決」が軍の強制なくして起こりえなかったことを訴え、「文科省が撤回するまで県は要請を繰り返してほしい。県選出国会議員は、国会の場で幅広く論戦を展開を」と訴えた。
県議会議長として出席した高嶺善伸議長は「(07年に)可決した意見書の実現に引き続き取り組み、検定意見が撤回され、記述が回復されるよう、最大限の努力を傾注する」と、議会としての取り組みを誓った。
県PTA連合会の大田守会長が「密室でなされた『検定意見を撤回』させ、二度と『沖縄戦の実相を歪(ゆが)める』ことが起こらないよう『沖縄条項』の実現を求める」とするアピール文を読み上げ採択された。国際通りでデモ行進も行われた。
実行委員会は10月中旬にも上京し、川端達夫文部科学大臣らに要請する方針。
「公正に対応」
川端文科相
【東京】川端達夫文科相は29日の閣議後会見で、高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述について、「沖縄県民の関心が高いことは承知している。いろいろな議論が検討されている中で、幅広く客観的に公正に、より人の思いが伝わるような対応を今まで通り続けていきたい」との見解を示した。
同日那覇市内で開かれた「9・29県民大会決議を実現させる県民集会」の主催者側が、文科相への要請を希望していることについては「日程を含めて調整の部分があるが、特定の人たちとは会わないという考えはなく、話があったときに検討したい」と述べた。
真実の力今こそ 検定撤回県民集会/党派超え結集再び 「沖縄戦の実相次代に」政権交代の好機に教科書検定意見撤回の実現を―。29日の県民集会には老若男女、世代や党派を超えて再び県民が集った。誰もが「沖縄戦の真実を後世に伝えたい」と語り、県民大会から2年たった今も「集団自決(強制集団死)の日本軍強制」記述が復活しないことへの危機感を募らせた。
座間味村在住の宮里芳和さん(61)は、集会参加のため島から駆け付けた。「(旧軍)部隊が島に来て以来『集団自決』の日までに、多くの住民が玉砕命令があったと証言している。文部科学省の歴史歪曲(わいきょく)を許せない」
2年前の県民大会で、現副総理の菅直人氏が「(検定意見撤回へ)頑張りましょう」と語り掛けた姿を鮮明に覚えている。「あのときの気持ちを持っているなら、沖縄の声は必ず伝わる」と期待を込めた。
「国のために尽くすのが当然という時代では、“命(ぬち)どぅ宝”という言葉など聞いたこともなかった。捕虜になることも許されず、多くの学徒が命を絶ってしまった」
名護市にあった県立第三高等女学校の元学徒の女性(80)は、県民大会にも参加した。「軍が手りゅう弾を渡さなければ自決などしない。事実を教科書に書いてほしい」
授業で沖縄戦を学び参加したのは、北部農林高校1年生の4人。知念啓悟君(16)は祖父母からよく戦争体験を聞いたという。「(集会は)歴史を継承しようという熱意が伝わった。大人になるまでに戦争で何があったのか知りたい」
集会には、県民大会前実行委員長の仲里利信前県議会議長(72)も参加。「2年前の大会の熱気を引き継ごうとする気持ちが集まっていた。新政権への大きな期待を肌に感じる集会だった」と語る。
県議を引退し、いったんは参加をためらったが気づくと足を運んでいた。背景には自身の戦争体験がある。「人が人でいられなくなるのが戦争。二度と戦禍を繰り返さない国にするため輪を広げてほしい。思想信条を超えて平和を守り抜かないといけない」
県民大会実行委員の一人だった前県PTA連合会会長の諸見里宏美さん(47)。当時中学3年生だった娘は高校2年生になり、日本軍強制の記述が削除された歴史教科書で学ぶ。
「教科書を見てがくぜんとした」と諸見里さん。「沖縄戦の実態は伝わらない。元に戻るまで運動を続けなければ」と語った。
変わった生活 変わらぬ信念
体験者吉川さん
「県民大会からいろいろあった。それでも揺るぎない結論は『集団自決』は日本軍の命令、誘導、関与によって起こったということだ」。渡嘉敷島で「集団自決」を体験した吉川嘉勝さん(70)はこの日、体験者として唯一壇上で声を絞った。
2年前の県民大会で証言者として訴えた吉川さんの生活は大きく変わった。「大会以降、慶良間諸島には全国から来島が増えた。みな『集団自決』の真実を知りたいと関心をもってくれている」
自身も体験者の一人として講話や戦跡ガイドを依頼される機会が増えた。「もっと多くの人に戦争の実態を正しく伝えなければ」と後輩へ証言をつなぐ。
この日の集会で、再び県民に自身の体験を語った。「半日にして数百人の島民が命を失った『集団自決』。父一人が犠牲になり、私を含め家族8人が生き残ったのは、死んではならないという母の勇気ある一言だった」という。
「戦争の教訓を正しく伝えるためにも、検定意見は絶対に撤回しなければならない」と力を込めた。
【石垣】八重山地区の平和団体や労働組合など7団体で組織する「平和憲法を守る八重山連絡協議会」(仲山忠亨代表)は29日、石垣市新栄町の新栄公園で、「歴史教科書問題9・29八重山集会」を開いた。
約110人が集まり、文部科学省が2007年の高校歴史教科書の検定で「集団自決」の記述を削除するよう出した検定意見の撤回を求める決議を採択した。
仲山代表は「戦争をみずから体験し、目の前で親、きょうだいが殺され、食料を強奪された人がいる。平和な世の中にするために子どもたちに真実を教えなければならない」と述べ、意見撤回が実現できるまで運動を続ける決意を示した。
大浜長照石垣市長は、当事者の沖縄から声を上げ、さらに訴える必要性を強調した。
八重山高校社会科教諭の宮城和人さんは「小さいころから教えられてきた歴史的な事実があっさりと覆されたことに驚き、違和感を持った」と語り、政治に左右されないガラス張りの教科書検定審議を期待した。
◇ ◇ ◇
ツッコミどころ満載の記事だが、とりあえず直ぐ上の「政治に左右されない」という文章を・・・。
これはタイムス記者の本音と見る。
だが、この県民集会の主旨は「政治家に働きかけて教科書記述を書き変えを要請する」というから、集会そのものが政治に左右されることを期待しているのではないか。
タイムス記者も参加者も、言っている事とやる事の整合性など一顧もしないのだろうか。
何度もくり返す。
教科書から削除された「軍の命令」は大阪高裁でも事実上否定され、専門家集団である検定委員の検証の結果削除と決まったもの。
それを文科大臣に「撤回要請」すると言うが、歴史の素人でキャバクラ好きの川端文科大臣が独断で検定意見を撤回したら日本は独裁国家になってしまう。
ネット上で拾った関連コメントを集会参加者と沖縄タイムスに捧げる。
名無しさん@十周年:2009/09/30(水) 01:09:59 ID:+m9+r6cM0
歴史学問として厳しく検証されるべき事項を、
政治家に陳情して教科書に事実として記述させようとする姿勢が問題。
それを批判するのが、本来のメデアの役割。でも日本のメデアは、
政治勢力と一体となって己のイデオロギーを推進する。メデアの腐敗きわまれり。
これで記述が復活したら、メデア、特定運動、政治家、教育、が一体となった
ファシズム。戦前と同じ。
二年前の「11万人集会」より参加人数が二桁も少ない今回の集会を報じるのに、沖縄タイムスの安里真弓記者は苦労したようだ。
主催者発表は前回は11万6000人。今回は1000人。
これでは落差があまりにも大き過ぎる。
苦し紛れに安里記者は社会面の「視点」という欄を次のように書き始めている。
「2007年との参加人数の違いは思いの強さの違いではない」
それはそうだろう。
一昨年の「11万人集会」は沖縄中を覆った集団の狂気に煽られて意味がわからないまま参加した人が大部分だった。
今回の参加者は「思いの強さ」というより「思い込みの激しさ」では、前回の参加者に負けるはずはない。
実際闇の中に集結し、奇声を上げる集団は失礼ながら何かに憑依された「カルト集団」の雰囲気さえ感じた。
今回の「県民集会」は一昨年の「11万人集会」と同じく「検定意見撤回」がテーマの大会だが、当日記の古い読者なら、もう一つ同じ主旨の「県民大会」があったことをご記憶のはず。
一昨年の「11万人集会」の同じ年に、同じ主旨の「県民大会」が今回と同じ県民広場で行われていた。
そのときの主催者発表は3500人。
今回はそのときの3分の1以下だ。
参加者が大幅に減った現実を沖縄タイムスはどう説明するのか。
沖縄タイムス 2007年6月10日 朝刊 1面
歴史歪曲 3500人抗議/「集団自決」修正【写真】
63団体が県民大会/検定意見撤回求め決議
文部科学省の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に日本軍が関与したとする記述が削除、修正されたことに抗議する「6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない!県民大会」(主催・同実行委員会)が九日、那覇市の県民広場で開かれた。約三千五百人(主催者発表)が参加。文科省に対し、検定意見の撤回を求める大会決議を採択した。 (略)
「県民大会」の仕掛け人・高嶋教授は、この時の失敗に懲りたのか9月29日の「県民大会」には当初の発起人である高教組と沖教組をを実行委員から外し、大会から日教組のニオイを消し去った。
そして「女・子供・年寄り」の最強トライアングルを全面に立てて「市民運動」の臭いも消して世論を欺いた。
一部のグループを操って「県民の総意」だとか「県民大会」といった言葉を軽々しく使うのは県民にとって迷惑な話だ。
【おまけ】
異論を許さない沖縄版・言論封殺魔といわれる芥川賞作家目取真俊氏が自ブログで、「9.29県民大会決議」を実現させる県民集会について書いているが、
読者の縁側さんが異論というより明らかな間違いを指摘したが、例によって完全無視されたとのことで当日記にコメントされた。 以下に紹介する。
Unknown (縁側)
2009-09-30 18:55:33
狼魔人さま こんばんは
さきほど目取真ブログで、海鳴りをきいてきたのですが、インチキを発見したので指摘してまいりました。アップするわけないので、こちらにて失礼をばいたします。
目取真さま こんばんは
>「集団自決(強制集団死)」の記述を削除させるための検定意見を付したことが明らかになった。
:これ、本文中(上段)のお言葉ですが、大間違いですよ。集団自決の記述を削除する検定意見なんてでてないですよ。集団自決における「軍の命令・強制」という文言が問題になり、検定意見が付されたのですよ。速やかに訂正願います。失礼。
訂正する気はないでしょうが・・・。(T_T)/~~~
異論の封殺ならともかく、明らかな事実誤認までも封殺する作家先生の傲慢さにも困ったもの。
さらに同ブログの「9.29県民大会決議」を実現させる県民集会アピール」には、読者を誤解させる記述があるので指摘しておこう。
同ブログが述べる「2.29県民集会」とは「高校の歴史教科書」の検定意見を撤回せよという主旨であるが、「中学の教科書」とは一言の補足説明もせず、次のように引用している。
《 しかも、文科省は今年、沖縄戦について「4月、アメリカ軍は沖縄本島に上陸し、ついに陸上の戦いも日本の国土に及んだ」と記述し、意図的に3月に起こった「集団自決(強制集団死)」を無かったことにしようとする教科書に「検定合格」を与えている。》
引用文が糾弾しているのは実際は「中学の教科書」の記述に関してであるが、
事情を知らない読者は問題の「高校歴史教科書」についての記述だと、ミスリードされてしまう。
同じ歴史を教えるにも中学と高校では自ずとその範囲が異なって当然であり、例えば中学の歴史で「戦時売春婦」のことを詳細に教える必要は全くない。
沖縄戦に関しても、高校の教科書でも異論のある「悲惨な集団自決」をわざわざ記述しなかったのは教科書執筆者の一つの見識であり、これを敢えて省略した教科書が合格したからといって、文科省が糾弾される理由にはならない。 合格した教科書を使うかどうかには選択の自由があるはずだ。
目取真氏がこの部分を敢えて放置してあるのは意図的に読者をミスリードするつもりと取られても仕方ない。
沖縄版・言論封殺魔と言われたくなかったら、上記二点、つまり事実誤認の訂正と中学教科書との補足説明を早急にされることをお勧めする。
【おまけ2】
目取真ブログの事実誤認のおかげで
こんな無知なブログが増殖中!
⇒国を愛する子供を育てるってな〜に
《歴史教科書から集団自決が消えることのないよう・・・》
【追記】⇒講演会のお知らせ
本記事を見てハテ?何の話だろう?と思っていたのですが、あの11万人捏造集会の今年版だったのですね。知りませんでした。
今年は1000人、LOL。どうしたのでしょうか?マスコミは9/27の秋葉原デモは一切報道しませんが、同程度の規模の反日集会は報道するのですね。
どうやら日本には真のジャーナリストはいないようです。
むかし稲嶺知事が初立候補したときの集会も新栄公園でありましたが、自分も行きましたが、1000人以上の参加者だったと思います。今回の10倍近い保守系の集まりでしたね。ここも市長が保守系になれば、簡単に変わりますよ。
「集団自決に軍命はなかった」ということは、大阪高裁でも、教科書検定でも認められ、既に勝負はついています。
それを政権が変わったら「政治主導」でひっくり返せというわけですから、独裁政治を望んでいるのでしょうね。
トラネコさん
個人的に良識派と思える人が、集団になると侠気に走る、・・・沖縄ではよくある話ですね。
石垣市のペンギン市長の五選はなんとしても阻止したいですね。
既に一昨年のバカ騒ぎで沖縄県民が愛想を尽かしているとしか思えません。でもカルト信者はこの体たらくの集会でも「我々の怒りが結集された!」とか抜かして自己中毒的興奮に染まっていることでしょう。
>政治に左右されない検定制度を
と抜かす勘違いがしますが、「政権交代が実現した今こそチャンス」と火病っているカルト信者達は、既に矛盾した言動を取っていることに気付かないようです。自分たちが一番政治的立場で自分たちに都合のよい歴史を捏造しようとしているのに・・・まあ自己矛盾を全く感じないのがカルト信者のカルト信者たる由縁ですが。
だから単純な表記ミスを指摘されても削除するんですよね。
ばか騒ぎと本人たちは思っていても、習慣的に行わないとすまないと思います。
たとえそれがお世話になっている人がそのようになっていて、忠告しても、おそらく決定的な違いに築かない限りは。又は築いていても、それに執着しているためか。
悲しいことです。
目取真ブログの記述訂正を確認いたしました。芥川賞作家としてのプライドからでしょう。ご指摘申し上げた点をすんなり受け入れていただきました。潔い面は認めねばならないでしょう。
ご紹介のブログ主、「集団自決の記載が消された」と思い込んでいるようですね。
読解力が足りないのは子供だけでなく大人もマスコミも大差ないようですね。
目取真氏のブログ(中段)
>07年9月29日の「県民大会」を機に、多くの戦争体験者が重い口を開き、沖縄戦の真実を語り始めている。
今までは真実を語っていなかったという訳でしょうか?(笑)
変換ミスです。
>個人的に良識派と思える人が、集団になると侠気に走る
×侠気⇒○狂気 大きな違いですね。
カモミールさん
石垣市のペンギン市長の取り巻き似は叩けば埃の出そうな連中が多いですね。
高嶺県議会議長とペンギン市長の関係はどうなっているのでしょうか。 ペンギン市長の五選(20年)阻止について、情報があればお願いします。(非公開でも可)
KOBAさん
記事を書く記者も文の整合性など考えずに書いているのでしょう。
さかさん
判断力を失った集団が集まったという感じですね。
だって、「集団自決が削除された」今でも信じている人が大部分ですから。
縁側さん
チラシを引用した部分は訂正されていませんね。 引用しただけであり、自分の文章ではないと言い逃れるつもりなら卑怯な男ですね。
ヒロシさん
読解力のないひとが文を書き、それを読解力のない人が読むわけですから、沖縄の「世論」ってコワイデスネ。