Command Prompt |
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ディレクトリを扱う [\] をルートディレクトリ (root directory)と言う ルートディレクトリ(root directory)を起点としたパスを絶対パスと言う カレントディレクトリ(current directory)を起点としたパスを相対パスと言う [¥](root directory) ┃ ┏━━━━━━┓ [ABC] index.html ┃ ┏━━━━━━┓ [DEF] test.html ┃ ┏━━━━━━┓ [GHI] red.doc ┃ ┏━━━━━━┓ [JKL] readmejp.txt 現在居る位置のディレクトリをカレントディレクトリ(current directory)と言う 現在居る位置のディレクトリ(current directory)表示 dir¿ wide 表示 ファイル名だけ dir /w¿ page 表示 1page dir /p¿ その他 dir /A, dir /S, dir /b, dir /L, dir /O など ディレクトリを作る md E:\ABC¿ Eドライブに ABC と言うディレクトリが出来る md C:\ABC\DEF\GHI\JKL¿ Cドライブに C:\ABC\DEF\GHI\JKL と言う階層ディレクトリが出来る Dドライブのディレクトリ表示 dir d:\¿ Eドライブのディレクトリ表示 dir e:\¿ Dドライブに移動 d:¿ Eドライブに移動 e:¿ ルートディレクトリに戻る cd \¿ サブディレクトリから一つ親ディレクトリに戻る cd ..¿ C:\ABC\DEF\GHI の \GHI ディレクトリにいる時、\DEF ディレクトリに戻るには cd ..¿ で C:\ABC\DEF に移動する サブディレクトリから二つ親ディレクトリに戻る cd ..\..¿ C:\ABC\DEF\GHI の\GHIディレクトリにいる時、\ABC ディレクトリに戻るには cd ..\..¿ で C:\ABC に移動する サブディレクトリ(下位)に一つ移動 cd .¥ディレクトリ名¿ C:\ABC\DEF\GHI\JKL の \GHI ディレクトリにいる時、\JKL に移動するには cd .\JKL¿ で C:\ABC\DEF\GHI\JKL に移動する サブディレクトリ(下位)に二つ移動 cd .¥ディレクトリ名¥ディレクトリ名¿ C:\ABC\DEF\GHI\JKL の \DEF ディレクトリにいる時、\JKL に移動するには CD .\GHI\JKL¿又は CD .\GHI.\JKL¿又は CD GHI\JKL¿ で C:\ABC\DEF\GHI\JKL に移動する MKDIR(Make Directory) ディレクトリを作成 MD CHDIR(Change Directory) ディレクトリを変更 CD RENDIR(Rename Directory) ディレクトリ名を変更 REN REN 変更前の名 変更後の名 ディレクトリの削除 RD コマンドで削除する RMDIR(Remove Directory) ディレクトリを削除 RD ディレクトリ名 カレントディレクトリは削除出来ません 削除するディレクトリの中にファイル、サブディレクトリなどが有ると削除出来ません DEL *.* で全ファイル削除、RD ディレクトリ名でサブディレクトリを削除を実行して 削除するディレクトリの中を空にしてから削除すること tree ディレクトリ構成表示 tree¿ ファイルも含める tree /f¿ |
Command Prompt box 操作 |
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この窓の左上の title を変更する title 文字列¿ 背景色と文字色の設定 color 背景色文字色 color 70¿ 黒→0, 青→1, 緑→2, 水色→3, 赤→4, 紫→5, 黄→6, 白→7 グレイ→8, 明るい青→9, 明るい緑→A, 明るい水色→B, 明るい赤→C, 明るい紫→D, 明るい黄→E, 明るい白→F 窓を閉めると設定が元に戻る 戻らない設定は窓の左上のプロパティから行う プロンプトの変更 prompt 文字列 $a → & $l → < $b → | $p → 現在のカレントドライブとパス $c → ( $q → = $d → 現在の日付 $s → 空白 $e → ¿ $t → 現在の時刻 $f → ) $v → Windowsバージョン $g → > $_ → 改行 $h → backspace $$ → $ プロンプトを『$』にカレントディレクトリで変更 prompt $p$$¿ プロンプトを初期状態に戻す時 prompt¿ スタート⇒すべてのプログラム⇒アクセサリ⇒コマンドプロンプトを 右クリック⇒プロパティで元に戻す |
コマンドプロンプトでコピベする |
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コマンドプロンプト画面の左上をクリック編集から 範囲指定 をクリック コピーしたい範囲をドラッグして白抜きにするそこで右クリック(白抜きが消える) カーソルの点滅している所で右クリックすればコピベされる(コマンドプロンプト画面内) コマンドプロンプト画面とコピベする画面を上と下に出しておいて 普通にコピベしても張り付くョ FC: 指定した二つのファイルの内容を比較する >FC A:abc.doc B:def.doc 拡張子が .exe, .com, .sys, .obj, .lib, .bin である時は バイナリ比較で実行される 上記以外のファイルをバイナリ比較で 行いたい時は /B スイッチを付ける FC /B A:abc.doc B:def.doc |
補完機能 |
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コマンド・プロンプト(実体はcmd.exe)を使って素早く作業する時、 ファイル名の「補完(completion)」機能を使うと便利である |
全ユーザーで共通の設定のためのレジストリ | |||
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor |
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補完する対象 | 値の名称 | データ型 | 値 |
ファイル名補完 | CompletionChar | DWORD | 制御文字コード |
ディレクトリ名補完 | PathCompletionChar | DWORD | 制御文字コード |
全ユーザーに共通する補完キーの設定 |
ユーザーごとの設定のためのレジストリ | |||
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor |
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補完する対象 | 値の名称 | データ型 | 値 |
ファイル名補完 | CompletionChar | DWORD | 制御文字コード |
ディレクトリ名補完 | PathCompletionChar | DWORD | 制御文字コード |
ユーザーごとの補完キーの設定 |
CompletionCharにはファイル名(とディレクトリ名)の補完をするためのキーの文字コードを、
PathCompletionCharにはディレクトリ名(パス名)の補完をするためのキーの文字コードを
それぞれDWORD型でセットする(セットする値については次の表を参照)
HKEY_LOCAL_MACHINEとHKEY_CURRENT_USERの両方にセットした場合、
HKEY_CURRENT_USER(各ユーザーごと)の設定が優先される。
補完キー | 文字コード | 補完キー | 文字コード |
Control-A | 0x01 | Control-P | 0x10 |
Control-B | 0x02 | Control-Q | 0x11 |
Control-D | 0x04 | Control-R | 0x12 |
Control-E | 0x05 | Control-T | 0x14 |
Control-F | 0x06 | Control-U | 0x15 |
Control-G | 0x07 | Control-V | 0x16 |
Control-H | 0x08 | Control-W | 0x17 |
Control-I | 0x09 | Control-X | 0x18 |
Tab | 0x09 | Control-Y | 0x19 |
Control-K | 0x0B | Control-Z | 0x1a |
Control-L | 0x0C | Control-[ | 0x1b |
Control-N | 0x0E | Control-\ | 0x1c |
Control-O | 0x0F | Control-] | 0x1d |
補完のために使用できるキーの文字コード |
補完するために利用できるキーの文字コードとしては0x01〜0x1fが使えることになっているが、
[Control]+[M]([Enter]キー)など、ほかの機能と重複するものがあるので、実際にはこれより少なくなっている。
また、同じ文字コードを割り当てると常にファイル名とディレクトリ名の補完として機能する。
例えば両方に0x09([Tab]キー)を割り当てておけば、[Tab]キーを押すだけでファイル名やディレクトリ名の補完が行える
一般的にはこのような設定でも十分だろう。
コマンド プロンプト ウィンドウには、コマンドの入力に便利なように編集機能が装備されている リターンキーを入力する前の、コマンド名やそのパラメータなどを入力している段階では、次のような編集機能が利用可能である
編集キー | 機能 |
[←] | カーソルを1つ左へ移動 |
[→] | カーソルを1つ右へ移動。空行の時は、直前の行のカーソル位置から1文字だけコピーして(呼び出して)、カーソルを1つ右へ移動 |
[Control−←] | 語単位でカーソルを右へ移動 |
[Control−→] | 語単位でカーソルを左へ移動 |
[↑] | コマンド履歴を逆順に(先頭に到達するまで)表示 |
[↓] | コマンド履歴を順番に(最後に到達するまで)表示 |
[Backspace] | カーソル左側の文字を1文字だけ削除して、カーソルを1つ左へ移動 |
[Insert] | 上書きモードと挿入モードの切り替え |
[Delete] | カーソル位置の文字を1文字だけ削除 |
[Home] | カーソルを行の先頭へ移動 |
[End] | カーソルを行末へ移動 |
[Control−Home] | 行の先頭からカーソル位置までを削除 |
[Control−End] | カーソル位置から行末までを削除 |
[PageUp] | コマンド履歴の先頭のものを表示 |
[PageDown] | コマンド履歴の最後のものを表示 |
[Esc] | 入力をすべてキャンセルしてカーソルを先頭へ移動 |
[F1] | [→]キーと同じ |
[F2] | 指定した文字([F2]キーに続いて入力する)の直前までコピー |
[F3] | 直前の行をすべてコピーして、カーソルを行末へ移動 |
[F4] | カーソル位置から指定した文字([F4]キーに続いて入力する)の直前までを削除 |
[F5] | [↑]キーと同じ |
[F6] | EOF(Control-Z)を入力 |
[F7] | コマンド履歴ウィンドウをポップアップ表示する。[↑]、[↓]キーでコマンド履歴を選択して、[←]、[→]キーを押すとそのコマンドが入力され、リターン キーを押すとそのコマンドが入力、実行される |
[F8] | コマンド履歴からカーソルの左側部分に一致するものを選び、順番に表示する。カーソルが行の先頭にあるときは、全コマンド履歴を順番に表示 |
[F9] | 指定した履歴番号のコマンドを入力。番号を入力してからリターン キーを押すとコマンドが入力される |
コマンド プロンプトで利用できるカーソル移動、編集キー | |
コマンドラインでは、さまざまな編集機能が利用できる。現在入力中の行を編集するだけでなく、直前に入力したコマンドラインを呼び出して、その内容を編集して再実行することもできる。特に、カーソル 移動キーを使った編集機能や[F8]キーを使ったコマンドの再呼び出し機能などは便利なので、活用していただきたい。 |
コマンド プロンプト起動直後は(デフォルトでは)挿入モードになっており、何らかの文字キーを入力すれば、
カーソル位置にその文字が挿入される。これに対して上書きモードでは、カーソル位置の文字が打った文字に置き換えられ、
1文字カーソルが右に進む(上書きモードではカーソルのサイズが変わる)。
[ESC]キーを押すと、入力した文字がすべて取り消され、カーソルは先頭まで戻るので、
入力を簡単にキャンセルすることができる。
いったんコマンドラインに入力されたコマンドは、コマンド履歴バッファに保存されている。
この履歴バッファからコマンドを呼び出せば、同じコマンドラインや、
同じようなパラメータを持つコマンドを何度も実行することができ、非常に便利な機能である。
コマンド履歴を呼び出すためには、コマンドラインで[↑]、[↓]カーソル キーを使うほか、
[F7]キーで履歴バッファ ウィンドウを表示させて直接選択したり、
過去のコマンドの先頭数文字を入力してから[F8]キーを押して、一致するものを呼び出したりすればよい。
また、この状態でコマンドラインを編集することも可能である。
コマンド履歴で利用できる最大履歴数は、後述するコマンド
プロンプトのプロパティで変更することができる。
コマンド履歴バッファの表示 |
コマンドラインで[F7]キーを押すと、コマンド履歴バッファが表示される。 この状態で[↑]、[↓]カーソル キーでコマンドを選んでからリターン キーを押すと、 そのコマンドがコマンドラインに入力され、実行される |
[F7]キーを押すと、このポップアップ ウィンドウにコマンド履歴が表示される。 ウィンドウをキャンセルするには[Esc]キーを押す。 |
コマンド履歴から選択するには、[↑]と[↓]のカーソル キーを使う。 リターン キーを押すとそのコマンドがコマンドラインに入力され、実行される。 [←]か[→]キーを押すと(実行せずに)コマンドラインに入力されるだけなので、その後編集することができる。 |
ファイル、パス名補完
コマンド ラインで引数の入力を行う場合には、ディレクトリ名補完やファイル名補完機能を使うことができる 補完機能とは、ディレクトリ名やファイル名の先頭の数文字を入力して、 ある特定のキー(補完機能を呼び出すためのキー)を押すだけで、 残りの部分を自動的に補ってくれる機能のことである(先頭の文字を指定しない場合、 すべてのディレクトリやファイルがキーを押すたびに順番に表示される) ディレクトリやファイルが複数ある場合、補完キーを繰り返し押せば、一致するものが順番に表示され、 [Shift]キーとともに押せば、各候補が逆順に表示される。
この機能を有効にするには、cmd.exeに"/f:on"オプションを付けて起動する必要がある [スタート]メニュー−[アクセサリ]−[コマンド プロンプト]から起動した場合、 デフォルトではこれが有効になっていないので
C:\>cmd /f:on¿ |
として、もう1つcmd.exeを実行した状態でためしてみるとよい。
*注意:「cmd /F:ON」というふうに大文字でオプションを記述してもよいが、 本連載では特に断りのない限り、ヘルプ ファイルの記述に従って小文字でオプションを表記することにする HELPコマンドではほとんどの場合、オプションを大文字で記述しているが (例:「help cmd」を実行すると表示される)、意味は同じである |
この補完機能を使うと、Control-Dでカレント ディレクトリのディレクトリがカーソル位置のところに表示され、 Control-Fで、同じようにファイル名が表示される このとき、Control-Dは、ディレクトリだけを対象とするのに対し、 Control-Fは、ファイル名だけではなくディレクトリも表示される 連続してこれらのキーを押せば、複数の候補が順番に表示される また、ディレクトリのみを引数として受け入れるコマンド(たとえばCDなど)の後ろで、 Control-Fを使った場合、候補としてはディレクトリ名のみが表示される
たいていの場合にはControl-Fを使って、たとえば、 他のディレクトリにあるファイルを指定するような場合にControl-Dを使うといった使い分けをすると便利であろう 使い分けがわずらわしければ、両機能に同じキーを割り当ててしまうという方法もある また、すでにファイル名やディレクトリ名、パスの一部がカーソルの左側に入力されている場合には、 これらの補完機能は、パス全体を完成させるように動作する。たとえば、
C:\>dir \ ←<code> タグを使うと固定幅フォントとなる |
C:\>dir \¿ |
となっている場合、Control-FやControl-Dは、ルートディレクトリにあるファイルやディレクトリ名の表示を行う
このため、この補完機能を使う場合、最初の数文字を入力したあとで使ったほうが、
候補が絞られるので、より少ないキー ストロークで補完が可能になる たとえば
C:\>dir \p¿ |
のように“\p”まで入力しておいてControl-Fを押すと、
C:\>dir "\Program Files" |
というふうに補完される。
またShiftキーとともに押せば(Shift-Control-DやShift-Control-Fとする)、
候補が逆順に表示される。
キーを押しすぎて行き過ぎてしまったときなど、Shiftキーを併用することで、
直前のファイル名やディレクトリ名の表示を再度表示させることができる
また、このファイル名やディレクトリ名の補完は、コマンド入力時にも利用可能で、
カレントディレクトリにあるコマンドを実行する場合などに利用できる。
コマンドの履歴表示と合わせて、これらの機能を使いこなすことで、
キー入力の手間が省け、素早いコマンド入力が可能になる