今季初昇格の味はともにほろ苦かった。2年目の岩崎恭と3年目の谷。岩崎恭は「2番・二塁」でいきなりスタメンに抜てきされた。「9番・DH」だった昨年6月13日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、自身2度目のスタメン。初回に初球で送りバントを決めたものの、その後は2打席凡退で6回に交代した。「いつも通りにやろうと思ったんですけど。もっと粘っていかないと」とうつむいた。
岩崎恭の後を継いで、6回から二塁を任されたのは谷。守備は無難にこなしたが、持ち味の打撃で結果を残せなかった。こちらも2打数無安打。「もっと積極的にいかないといけませんでした」と反省しきり。
井端がこの日、左脇腹痛で出場選手登録を抹消されたため、二塁のチャンスが巡ってきた両選手。開幕から1軍をキープしている岩崎達という強力なライバルもいる。昇格初日の悔しさをばねにして、次こそ結果を出したい。 (清水裕介)
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