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【芸能・社会】

12年ぶり”歌手活動”安達祐実 主演ドラマの主題歌をカバー

2010年5月6日 紙面から

役の衣装でレコーディングのマイクに向かう安達祐実=東京都港区のスタジオで

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 女優の安達祐実(28)が、主演中のフジテレビ系ドラマ「娼婦と淑女」(東海テレビ制作、月〜金曜午後1時30分)の主題歌「いばらのみち」をカバーし、12年ぶりに“歌手活動”を再開させたことが5日、分かった。「着うた」など配信限定リリースし、ドラマでも流される。安達にとってはこれがネット配信デビュー。「歌は得意ではない」と言いながら「ドラマのために」と披露する“大人の歌声”は話題を集めそうだ。

 楽曲は、演じている役名が紅子であることから「いばらのみち(紅子version)」で、アーティスト名は、「紅子starring安達祐実」。

 ロックバンド「椿屋四重奏」による主題歌を同バンドの中田裕二がジャジーにアレンジした。このほど都内のスタジオで行われたレコーディングで安達は役の衣装を着け、甘い声ながらも「愛なんか知らないよ…」と激しい女の情念を歌ってみせた。

◆一生歌わなかったはず

 安達は本紙の取材に「エーッ歌!? と思いましたが、ドラマに必要だから、と説得されて…。そうでなければもう一生歌わなかったと思う」と、歌うことがいかに“事件”だったかを語った。関係者によると、同世代の東海テレビの松本圭右プロデューサーが「台本に書いてあるんだもん…」と口説いたとか。

 子役時代は歌を出していたが「大人の人に言われて…(笑い)。昔の歌が流されると消すし、カラオケもいかない」というほど歌に自信はないという安達。「娘(4)だけは私が歌うと『祐実ちゃんの歌、大丈夫だよ』と言ってくれます」と笑顔で明かした。

 ボイストレーナーに付いて約1カ月レッスン。曲も紅子を表現したものだっただけに「レコーディングは緊張しませんでした。楽しかった」とさらりと言ってのけた。

 同曲は、ドラマ第2部がスタートする11日からエンディング曲に。また6月の第3部では劇中で紅子が歌うシーンもある。また、5月11日から「着うた」「着うたフル」などで配信がスタート。それに先だち同9日から東海テレビ携帯サイト「昼ドラ倶楽部」で「着うた」が先行配信(先着500人)される。

◆音楽番組出演しません

 音楽番組への出演は「しません!」と即答したが「できあがったら娘には聞いてほしいな」と母親の顔になった。

 ◇「娼婦と淑女」 昭和の動乱期、貧しい紅子(安達)は、自分とうり二つの子爵令嬢・凛子(安達)になりすまして今の境遇からはい上がろうとする。「アタイを買って」など紅子の強烈なセリフやキャラクターが話題。

 

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